社会そのほか速
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神戸市産のイチゴ「神戸ルージュ」を使ったショートケーキが人気を集めている。1970年代に生産が途絶えていたが3年前に同市北区で栽培が復活した品種。酸味が強く、実がしっかりしているのが特徴で、スイーツの街・神戸の特産品として、市や洋菓子店が売り込んでいる。
神戸ルージュは、1960年に北区有野町にあった市北部指導農場で露地栽培用イチゴとして開発され、「神戸1号」と名付けられたが、ハウス栽培の普及によって、71年頃に生産が途絶えた。
北区大沢町の農家・池本喜和さん(68)が、2012年に地域興しの一環として復活させ、現在は池本さんが約1800株を栽培。久元喜造市長が市の特産品としてPRしようと愛称を「神戸ルージュ」と決めた。
市などから依頼を受けた菓子製造会社「シンケールス」は神戸ルージュを使ったショートケーキを約1年かけて開発。クリームの油分などを何度も調整し、口溶けの良い生クリームと柔らかなスポンジで、イチゴの酸味を引き立てるレシピを考案した。
池本さんは「神戸ルージュは酸っぱくて、味が濃厚。神戸の地場産業である洋菓子と連携して、おいしさを全国に広めたい」と期待をかける。シンケールスの樫山誠昭会長は「生クリームの甘さとイチゴの酸味の絶妙のバランスを楽しんでほしい」と話している。
ケーキは6月中旬頃まで、そごう神戸店など市内4か所にある同社の直営店「ファクトリーシン」で販売されている。土日限定で1個450円(税抜き)。問い合わせは同社(078・854・9890)へ。
紀北町紀伊長島区の始神さくら広場で28日、毎年恒例の「始神峠さくらまつり」が開かれ、家族連れらでにぎわった。
広場周辺の桜は約200本。ソメイヨシノはまだ3分咲き程度だったが、広場には屋台が並び、地元の子どもたちやコーラスグループが歌声を披露。訪れた人たちは桜の下で弁当を広げるなど、くつろいだ様子だった。祭りに合わせ、近くの熊野古道始神峠を歩くイベントも行われた。
尾鷲市から家族6人で花見に来た山脇美里さん(88)は「みんなで桜の下で食べた弁当はおいしかった」と笑顔だった。
津地方気象台によると、ソメイヨシノの満開は津市で4月5日頃と予想している。
北陸新幹線金沢開業などを祝い、金沢市香林坊で28日、にし茶屋街の芸妓(げいこ)や片町地区の経営者らが、街の発展を期した祈願祭を行い、周辺を練り歩いた。
あでやかな着物姿に身を包んだにし茶屋街の芸妓が「金沢風雅」などの舞を香林坊アトリオで披露した後、芸妓や片町商店街振興組合の関係者ら約50人が列をなし、香林坊から竪町までを練り歩いた。華やかな芸妓らの行列をひと目見ようと、周囲ではカメラを持った大勢の観光客らが、足を止めて見入っていた。
この日は、金沢市の旧ラブロ片町周辺にある「片町A地区」の5階建て商業ビルの発展も祈念。来年5月に正式オープンし、今年9月には衣料品店など一部が先行開業する。はかま姿でお練りに参加した片町A地区市街地再開発組合の斉藤尚善理事長(71)は「新幹線開業で駅周辺が盛り上がっている。中心市街地も、かつてのにぎわいを取り戻すことができれば」と話していた。
輪島市横地町の輪島塗の老舗「大徹八井漆器工房」が、高野山(和歌山県高野町)の開創1200年の大法会で引き出物に使われる小皿を制作した。同工房を営む八井汎親(ひろちか)さん(77)は、「高野山から全国へ輪島塗の魅力が広がってほしい」と期待している。
4月2日~5月21日に高野山真言宗総本山金剛峯寺で行われる大法会の引き出物となる小皿は、「南山蓮弁皿」との名称で、長さ10センチ、幅7センチほど。ハスの花びらをイメージした2枚セットで、合掌のように重ね合わせることができる。上品な朱色が塗られ、一方の皿には、大日如来の後光を連想して金箔が施されてある。飾り物にしたり、酒のさかなを盛ったりと幅広く使える。
同工房が30年ほど前から高野山にある宿坊のわんや膳などの修理に携わってきた縁で、金剛峯寺から「節目の記念品として花びらをテーマに作品を作ってほしい」と依頼を受けて、来賓向けの250セットを制作したという。
小皿の仕上がりについて同寺の担当者は、「開創1200年にふさわしい見事な作品。法会に来た方に喜んでもらえる」と話している。
何回も試作品を金剛峯寺に持ち込んで、ようやくデザインが決まったといい、八井さんは「苦労もあったが、お寺とこれまでにない交流を持てたことで、輪島塗の世界観が広がった」と手応えをつかんでいる。
◇きょう準々決勝
選抜高校野球大会で8強入りした敦賀気比は、大会第9日の第2試合で静岡(静岡)と対戦する。ナインは28日、甲子園球場がある兵庫県西宮市内のグラウンドで約2時間汗を流し、準々決勝に備えた。
1回戦の奈良大付戦では5本の二塁打を含む9安打。2回戦の仙台育英戦でも相手エース・佐藤世那投手を攻略して打線は波に乗っている。この日の練習でもノックやピッチングマシンを使って打撃の調整を行った。
2試合完投のエース・平沼翔太投手を支える守備陣も連係の確認を行った。東哲平監督は「何とかして勝とうとする気持ちがプレーにも表れ、状態は良い。厳しい戦いになると思うが、我慢強く競り勝ちたい」と話した。
◇主力が夏経験 静岡
○…1878年創立の県立校で、野球部は1896年創部。昨夏に続く甲子園出場で、春は16年ぶり15度目、夏は23度出場。春夏ともに出場回数は静岡県内最多。卒業生に日本ハムの増井浩俊投手らがいる。
○…主力の多くが昨夏の甲子園を経験している。昨秋の東海大会は打線が好調で、3本塁打の安本竜二主将をはじめ、チームで計7本塁打と長打力を見せつけた。県岐阜商(岐阜)との決勝では延長戦を制し、50年ぶりの優勝を飾った。
○…今大会では、立命館宇治(京都)との初戦で計10安打7得点と打線の強さを見せた。2回戦は木更津総合(千葉)を相手に、エース村木文哉投手が14安打を浴びながらも、2失点に抑えた。