社会そのほか速
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札幌管区気象台によると、4日の最低気温は道内173地点のうち、91地点で今季最低を更新した。同30・2度を記録した旭川市江丹別町では、空気中の水蒸気が冷やされてできた氷の粒に太陽光が反射し、光が柱状に見える現象「サンピラー」が確認された=写真、田中耕太郎撮影=。札幌市でもこの冬一番の冷え込みとなり、平年より2度以上低い同9・7度を観測した。
山口市中心部から車で国道9号を1時間ほど北上すると、島根県境に近い山あいに立つ温泉施設に着く。周りはのどかな田園地帯。米どころとして知られており、西日本有数のリンゴ園もある。
旧阿東町(現山口市)が源泉を掘り当て、1995年(平成7年)7月7日の7づくしの日に開館した。「願成就」という縁起の良さそうな名前は、近くにある小字にちなんだもので、公募で選ばれたそうだ。
無色透明の湯は柔らかな肌触り。不眠症や関節リウマチなどに効能があるという。内湯には温度の違う二つの浴槽があり、それぞれ適温の42度とぬるめの37度に調整されている。37度の方は長湯にぴったり。手足を伸ばしてくつろげる。
露天風呂からは、手入れされた庭園や周囲の山々を間近に眺められる。澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込むと、気持ちが安らいだ。
湯上がり後は、無料開放されている大広間でくつろぐこともできる。運営会社役員の三浦辰美さん(50)は「ゆったりした気持ちで帰ってもらえたらうれしい」と話す。
<こんな湯>単純弱放射能温泉。午前9時~午後8時半(受け付けは午後8時まで)。第3水曜日休み。中学生以上510円(税込み)。(電)083・957・0118
<見て・食べて>隣接する食事処(どころ)では、萩市のブランド豚肉や野菜を使った「蒸し豚定食」(税込み900円)が人気。「山陰の小京都」と呼ばれる島根県津和野町の観光中心地へは車で約10分。
伊藤伝右衛門(1860~1947年)の旧邸では、名工が手がけたものなど約800体を配置。うち20畳の大広間には「座敷雛」の約500体を飾り付け、「京の花見」をテーマに優雅な情景を演出している。
今回のまつりに合わせて、大広間から見える庭園の「四阿(あずまや)」も改修され、昭和初期の外観を再現した。旧邸内には「お雛さま」の衣装で記念撮影できるコーナーも設け、家族連れらが楽しんでいた。
看護専門学校教員の宮本円さん(39)(飯塚市立岩)は、長女の鈴梛(りんな)ちゃん(5か月)を抱いて鑑賞。「人形がいとおしく、歴史を感じる。娘が大きくなったらまた来たい」と話していた。
飯塚市歴史資料館(飯塚市柏の森)では、「西と東の雛文化展」が始まった。上方(西)と江戸(東)それぞれの雛道具を並べ、文化の違いを紹介。伝右衛門の妻だった歌人の柳原白蓮(1885~1967年)ゆかりの着物も飾っている。
嘉穂劇場は、芝居小屋の雛祭り「百花繚乱(りょうらん)~折り紙の世界~」がテーマ。劇場ゆかりの芸能人ら10人を折り紙で表現した「変わり雛」を並べている。
映画「男はつらいよ」のロケで訪れた渥美清さん、舞台で公演した美空ひばりさん、椎名林檎さん、桂文枝さん……。顔の部分はいずれも60センチ四方の和紙を折り込んでいる。3・2メートル四方のケント紙を折った巨大な鶴も展示している。
制作したのは、折り紙教室「夢工房BAKU」を主宰する後藤直暁(なおあき)さん(39)(飯塚市枝国)。「目の位置や額の広さに気を配った。日本古来の折り紙を多くの人に見てもらい、親しんでほしい」と話す。劇場事務局長の伊藤真奈美さん(57)は「最高の作品がそろった」と胸を張った。
起訴状などによると、小原被告と6人(27~49歳)は共謀し、2011年9月9日未明、福岡市早良区の県道で、ワゴン車と乗用車、軽乗用車を追突させ、事故を偽装。同20日~翌12年10月10日頃、車の修理代や治療費、休業補償などの名目で計約2420万円を保険会社からだまし取ったとされる。
小原被告は別の詐欺事件で起訴されていた。
東大寺二月堂(奈良市)の修二会(しゅにえ)(お水取り)をテーマにした特別陳列が7日、近くの奈良国立博物館で始まった。重要文化財16件を含む計62件を公開している。
3月1~15日未明に本行があるお水取りの期間に合わせて毎年開催。法会にかつて使われた法具や儀式の様子を伝える文書、東大寺ゆかりの絵画などを通じてその歴史を紹介している。
「香水杓(こうずいしゃく)」(重文)は鎌倉時代の作で、参詣者に香水を分けるひしゃくとして用いた法具。同時代に製作された柄付きの鈴「三鈷鐃(さんこにょう)(堂司鈴(どうつかされい))」(同)は、戦前まで実際に使っていたものを展示している。
同館の斎木涼子研究員は「奈良時代から続く伝統行事が、それぞれの時代の人たちに守り伝えられてきた歴史を知ってほしい」と話している。
3月15日までで、2月16、23日は休館。開館は午前9時半~午後5時(2月8~14日は午後8時半、3月1~11日と13、14両日は同6時、3月12日は午後7時まで)。入場料は大人520円、大学生260円、高校生以下などは無料。
3月8日午後1時半から、森本公誠・東大寺長老がお水取りの歴史を解説する公開講座がある。入場券があれば聴講できる。問い合わせは同館(050・5542・8600)。