社会そのほか速
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山口市中心部から車で国道9号を1時間ほど北上すると、島根県境に近い山あいに立つ温泉施設に着く。周りはのどかな田園地帯。米どころとして知られており、西日本有数のリンゴ園もある。
旧阿東町(現山口市)が源泉を掘り当て、1995年(平成7年)7月7日の7づくしの日に開館した。「願成就」という縁起の良さそうな名前は、近くにある小字にちなんだもので、公募で選ばれたそうだ。
無色透明の湯は柔らかな肌触り。不眠症や関節リウマチなどに効能があるという。内湯には温度の違う二つの浴槽があり、それぞれ適温の42度とぬるめの37度に調整されている。37度の方は長湯にぴったり。手足を伸ばしてくつろげる。
露天風呂からは、手入れされた庭園や周囲の山々を間近に眺められる。澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込むと、気持ちが安らいだ。
湯上がり後は、無料開放されている大広間でくつろぐこともできる。運営会社役員の三浦辰美さん(50)は「ゆったりした気持ちで帰ってもらえたらうれしい」と話す。
<こんな湯>単純弱放射能温泉。午前9時~午後8時半(受け付けは午後8時まで)。第3水曜日休み。中学生以上510円(税込み)。(電)083・957・0118
<見て・食べて>隣接する食事処(どころ)では、萩市のブランド豚肉や野菜を使った「蒸し豚定食」(税込み900円)が人気。「山陰の小京都」と呼ばれる島根県津和野町の観光中心地へは車で約10分。