社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
両手があくので、乾かしながら髪形のセットができる。特殊な吸盤を使用し、タイルやガラスのほか、凸凹のある壁にも取り付けられる。
「鶴沼の里」(茨城県土浦市)は、JR常磐線「神立」駅より徒歩20分に位置する住宅型有料老人ホームである。
施設は地上3階建て、居室数は45室(定員54名)の規模。今年10月1日に開設し、現在、入居者を募集中だ。原則として入居時自立が入居条件で、利用権方式を採用している。一人用居室の場合、入居に必要な費用は敷金21万円、月額利用料18万円だ。なお、入居金の設定は無い。
鶴沼は、江戸時代の半ばから今日まで約200年にわたり、かすみがうら市を流れる一の瀬川の水源として、周辺の地域を潤してきた貴重なため池だ。水辺には土浦市の鳥オオヨシキリをはじめ、多様な動植物、魚類などが生息。沼の周囲の公園は約4.5ヘクタールと広く、遊歩道も整備されている。四季折々の草花を楽しめる環境で、地域住民の憩いの場となっている。
自然豊かな立地に誕生した地上3階建ての施設には、安心・快適な生活を支える施設がそろっている。1階の正面玄関を入り、エントランスホールを抜けると、図書コーナー、相談室、応接室などが並び、一人で入浴できる浴室、職員のサポートで入浴できる機械浴室がある。毎日の食事(朝・昼・夕食)が用意される食堂・ラウンジ(2階・3階にも設置)はゆったりした広さだ。居室は45室で定員は54名、一人用居室の面積は25.2平方メートル(36室)、二人用居室の面積は50.4平方メートル(9室)である。
入居者の安心・快適な暮らしをきめ細かにサポートするのが、“生活支援、健康管理、食事、生活相談・助言、レクリエーション”といったサービスだ。
生活支援サービスでは、日常のさまざまな事を支援する。例えば、来訪者の受付・取り次ぎ、不在時の伝言、郵便物の受取り・保管・手渡し、鍵の管理、タクシー・ハイヤーなどの手配。さらに、理容店、クリーニング、食品・衣料店などの紹介。そして、買物や各役所手続きの代行、年2回の居室大掃除なども行う。
入居者の健康維持・増進を支えるのが健康管理サービスだ。人間ドック、年2回の健康診断、内科医師の訪問健康相談などを実施。医師・看護師が入居者個々の健康情報を継続管理することで、きめ細やかな健康管理を推進する、また、慢性疾患の場合や、介護サービス(一部有料)などに関しては個別に対応する。
1日3食、栄養士が健康に重点をおいたメニューを作成する食事サービス。慢性病や一時的な治療が必要な入居者に対しては、医師の指示による治療食を用意する。季節の行事に合わせた行事食も楽しみのひとつだ。親しい友人や家族との会食を希望する場合は、要望・予算に応じた特別食を提供する。
人間関係・食事・健康・趣味など、日常生活の悩み事や心配事について、職員がいつでも相談に応えるのが、生活相談・助言サービスである。財産管理や運用については弁護士や税理士を紹介。その他、身元引受人の変更、成年後見制度に関する問題などにも親身になって対応する。
レクリエーションサービスとして、餅つき大会、花見の会、カラオケ大会…など、入居者同士や職員を含めた交流の機会を季節ごとに設けている。職員によるサポートのもとでサークル・クラブ活動、農園維持管理なども実施する。
料金の支払い例を確認しておこう。一人用居室の場合は、敷金21万円、月額利用料18万円(管理費64,375円、食費45,625円、家賃相当額7万円)。二人用居室の場合は、敷金33万円、月額利用料30万円(管理費98,750円、食費91,250円、家賃相当額11万円)だ。なお、光熱費や医療費などは自己負担になる。
詳しくは、フリーダイヤル0120-710-625へ。受付は午前9時~午後6時、月~金曜日(祝日除く)。
※この原稿の内容は、2014年(平成26年)10月24日現在の情報に基づく。
手に取りやすく、戻しやすい。だから表に出しておくのだが、散らかった印象になりがちだ。大掃除をしてもリビングや洗面所が片付いて見えないのは、そのせいだ。
一覧性を保ちながらもスッキリとした空間を作るには、道具の助けが必要となる。便利なのが、ふた付きの収納道具だ。普段は使いやすく開けておき、必要に応じて閉めて見苦しいものを隠すことができる。コツは、ひとつだけ。美しい収納道具を選ぶことだ。
岐阜県に工房を構える大橋量器の「HAKOMASU(ハコマス)」は、昔ながらの升を収納に使えるようデザインしたもの=写真=。一合升の大きさを基本に、横に2倍、3倍と伸ばした形や、低いトレー状のものもある。それぞれの形に合わせた人工大理石のふたをつけると、清潔感のある美しい収納になる。
升の底板は少し削ってあり、複数個を重ねても安定する。長い升の端に背の高いものを収納し、余ったところに別の升を重ねれば、省スペースで小物が片付けられる。ふたの上に携帯電話を置いてもいい。
美しく使いやすい収納道具は、片付けの意欲を高めてくれる。自分は何を散らかしがちなのか振り返り、適した道具を見つけられれば、より快適な空間が作れるだろう。(インテリアコーディネーター くろだあきこ)
室内のドアを横滑りさせて開閉する「引き戸」が注目されている。
開き戸に比べ、ドア周辺の空間を有効活用でき、風通しもいいからだ。静かに閉められる新しいタイプも登場し、改装の際、開き戸から引き戸に替える人も多い。
埼玉県越谷市の主婦(30)は昨年8月、自宅を新築した際、室内のドアのほとんどを引き戸にした。リビングの入り口に、天井まで届く、高さ240センチの引き戸を使い、室内が広々と見えるようにした。
「開き戸のように前後に開閉させる空間が不要で、スペースを有効活用できる。掃除も楽です」と満足した様子。自宅を建てる前に住宅展示場を見学した際、スムーズに開閉できる最新式の引き戸を体験し、気に入ったという。
この引き戸は、住宅建材メーカーのLIXILが開発した「Wソフトモーション」と呼ばれる仕組みを採用。戸の開閉の際、戸の本体が縦枠に近づくと上部のレールにブレーキが自動でかかり、ゆっくり動くという。そのため、勢いよく閉めても指を挟みにくく、半自動で閉まるので閉め忘れを防げる。建築を手がけたアイフルホーム越谷店の渡辺健一さんは、「指を挟むといった開閉時の危険が少なく、小さな子どもがいる家庭で人気です」と話す。
◎
引き戸は障子やふすまのように、日本家屋では古くから使われてきた。住まいの洋風化に伴い、開き戸が主流になったが、最近、引き戸が見直されるようになってきた。
引き戸には、ふすまのように鴨居(かもい)と敷居の間にはめ込む方式のほか、床にV字形のレールを埋設して戸車を動かす方式、天井など上部のレールからつるす方式などがある。つるす方式は床にレールを敷設しなくて済むため、見た目がスッキリする。LIXILのWソフトモーションの引き戸は、1セット7万5000円(税抜き、工事費などは含まず)から。
◎
こうした引き戸を取り入れたリフォームの人気も高まっている。リフォーム業者の紹介を手がける「ホームプロ」(東京)によると、開き戸を引き戸にするリフォームを希望した人は2012年に791件だったが、13年には846件に増加。「車いすの使用などを想定し、高齢者を中心に引き戸への関心が高まっている」と同社担当者。
1級建築士の久坂美津子さんは、東京都武蔵野市の自宅マンションを数年前にリフォームした際、収納棚の扉も含め、ドアのほとんどを引き戸に替えた。「荷物を持ったままでの開閉が楽。風通しが良いのが何よりいい」と話す。
久坂さん宅では、引き戸をドアとしてだけでなく、部屋の仕切りや目隠しなどとしても使っている。板戸のほか格子戸、鏡張りの戸、ガラス戸など、設置する場所によってデザインや色合いを変えた。
ただし、短所もある。「一般的な引き戸は開き戸よりも密閉性が低く、隙間から隣室の空気や音が漏れることがある」と久坂さん。また、戸を引き込むスペースが必要なため、間取りによっては引き戸にリフォームできない場合もある。久坂さんは「モデルルームなどでよく確認し、場所や予算に合わせて設置を検討してほしい」と話している。
そんな時に欲しいのが、現代的なインテリアに合う和の飾りものです。
床の間を季節や行事に合わせて花や掛け物などで飾るものを「床飾(とこかざ)り」と呼びます。写真は、お香を扱う「Juttoku.(ジュットク)」とプロダクトブランド「Studio GALA(スタジオ ガラ)」が、「日本のよき伝統を現代の生活に残していきたい」と願って作ったお正月の床飾りです。
組みひも、水引、和紙といった日本の伝統技術や素材を用い、昔からあるお祝いの図案を現代的にアレンジしています。松やビャクダン、丁子(ちょうじ)などを調合したすがすがしい香りの香袋を、桐(きり)のフレームの裏に掛けられます。見た目も香りも楽しめるモダンな和の飾りです。
最近は、床飾りが合うような床の間のある家が少なくなりました。床飾りを手軽に楽しめるよう、桐のフレームに飾りをセットし、つり下げ用のひもをつける工夫がされています。
床の間はなくても、玄関先の収納の上やリビングの棚を床の間に見立てて、壁に掛けたり、置いて飾ってみたりしてはいかがでしょうか。
(インテリアコーディネーター・鈴木理恵子)