社会そのほか速
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〈宮城〉「セクハラ」騒動で前村長が辞職した宮城県大衡村長選は26日、新人で前村議会議長の萩原達雄氏(66)が、新人で前村議の赤間しづ江氏(67)を破り、初当選した。
同村をめぐっては、女性職員がセクハラを受けたとして、前村長を提訴。村議会が前村長の不信任案を提出し、賛成多数で可決。前村長は議会を解散して辞表を提出し、出直選となった。
山形市野草園(山形市大字神尾)の「ミヤマカスミザクラ」が5月上旬に見頃を迎えようとしている。(山形経済新聞)
「ミヤマカスミザクラ」が間もなく見ごろを迎える山形市野草園
「ミヤマカスミザクラ」は、世界で同園にしか咲かない桜の木。ミヤマザクラとカスミザクラが自然交配し約30年前から自生している。2004年に当時の同園職員だった志鎌節郎さんがほかの桜と違うことに気付き、東京大学名誉教授の大場秀章さんに調査を依頼。2012年8月に新種であることが正式に認められ、和名が命名された。学名は発見者の志鎌さんをたたえ、「Cerasus×shikamae H.Ohba」と名付けられた。
同園の吉田雄次さんは「自生する1本を大事にするために、周りの木を整理するなどの環境整備を行っている。今後は接ぎ木や種まきなどにより数を増やしていきたい」と意欲を見せる。今年の開花時期については「例年だと5月中旬が見ごろだが今年は少し開花が早そう。ちょうどゴールデンウィークに重なり、多くの家族連れがミヤマカスミザクラを目にできるのではないか。県内外の方にこの桜を知ってもらえれば」と話す。
開園時間は4~5月=9時~16時30分、6~8月=9時~18時、9~11月=9時~16時30分。入園料は大人=300円、高校生無料。5月4日は入園料無料。月曜休園。
総じて男性優位の自治体選挙に、女性たちが各地で挑んだ。26日投開票された統一地方選後半戦の兵庫県明石市議選では、無所属の新人、家根谷(やねたに)敦子さん(55)が当選した。生まれつき耳が聞こえず、手話の訴えを娘たちが通訳した。全日本ろうあ連盟(東京都)によると、耳が聞こえず、声も出ない議員は国政も含めて全国で初めてという。【宮嶋梓帆】
【女性市長最多4人当選】
家根谷さんは会社員を経て1995年の阪神大震災でボランティア活動に従事。その際に災害弱者への支援が不十分だと感じ、明石ろうあ協会事務局で障害者の支援活動を始めた。2007年から明石市の障害者相談員を務めている。
鳥取県で13年10月、手話を言語と認めて学ぶ機会を保障する「手話言語条例」が施行され、政治に興味を持った。昨秋、明石市で同様の条例の検討会があり、必要性を訴えて実現に奔走。条例は今年4月に施行された。
「政治の場でも手話を認めてもらおう」と立候補を決意。「手話で演説中」というカードを掲げ、駅やスーパーの前に立った。「障害のある子が地域の学校に通える制度を」「災害時に障害者に情報を伝える仕組みを拡充したい」。次女の智美さん(28)や三女の明美さん(20)が手話通訳を担い、母の思いをマイクで訴えた。
「本当に議員活動ができるのか」。有権者からそんな言葉も浴びせられた。「障害があってもやれると理解してもらうために決意しました」「手話も言葉です」。支持が広がっていった。演説を聞いた女性が覚えたての手話で「頑張って」と話しかけてくれ、うれしかった。「私の挑戦が後に続く人たちの希望になれば」と戦い続けた。
家根谷さんは明石市の事務所で深夜、当選確実の知らせを受けると、手話で「たくさんの方の支援のおかげで当選できた。本当にありがとうございました」と何度も繰り返し、支援者らと抱き合って喜んだ。親族から贈られた明石産のタイを高々と掲げ、涙を流しながら「壁はあると思うが乗り越えていきたい」と決意表明した。
全日本ろうあ連盟などによると、01年の長野県白馬村議選で聴覚障害の女性が当選して1期4年務めたが、不自由ながらも話すことはできた。耳が聞こえず声も出ない議員は過去に例がなく、明石市議会事務局は本会議での手話通訳者や要約筆記者の配置を検討している。
ニコニコ超会議2015の来場者は2日間で合計15万1115人、ネット来場者は794万495人に上った。昨年の来場者は12万4966人。昨年までは1~8ホールまでだったが、今年は11ホールすべてを使用した。
【画像:来年の開催告知】
ニコニコ超会議2016の開催も決定しており、公式サイトには「ニコニコ超会議2016でお会いしましょう」のメッセージが掲載されている。
世界遺産の熊野古道「大雲取越(おおぐもとりごえ)」にある名所、円座石(わろうだいし)=和歌山県新宮市熊野川町=を覆っていた苔(こけ)がなくなり、茶色の石がむき出しになっている。原因ははっきりしないが、人為的に削り取られた可能性があり、市教委は困惑している。
【写真】苔が全面を覆っていた円座石=新宮市熊野川町、市教委提供(2014年6月)
大雲取越は、中辺路ルートの一部で、熊野那智大社(那智勝浦町)から新宮市熊野川町小口までを結ぶ約14・5キロ。円座石は大雲取登り口から徒歩約20分。幅3・5メートル、高さ1・5メートル。円座とは座布団のことで、熊野三山の神々がこの石に座って談笑したという伝説が残る。石には本宮を表す「阿弥陀仏」、新宮の「薬師仏」、那智の「観音仏」がそれぞれ梵字(ぼんじ)で刻まれている。
円座石は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のコアゾーン(登録資産)ではないが、バッファーゾーン(緩衝地帯)に含まれている。苔むした姿で知られ、古道を歩く人たちの人気を集めてきた。
その苔が姿を消しているのがわかったのは昨年12月初旬。熊野古道の「語り部」が見つけ、田辺市本宮町の県世界遺産センターに届け出た。管理する新宮市教委に連絡があったのは今年2月ごろという。
市教委の文化財担当者は「前のように苔が生えるのはいつになるかわからない。人為的であれば、許し難い。文化財は大切にしてほしい」と話している。(杉山敏夫)