社会そのほか速
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2015年3月22日、中国人民解放軍の機関紙・解放軍報は「低俗な戦争文芸作品、化粧した女性兵士にカッコつけた男性兵士」と題した記事を掲載した。
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中国で戦争文芸作品といえば、歴史や現実を忠実に再現し、過酷な訓練に耐える兵士たちの姿を反映したものが多かった。こうした作品には軍隊にパワーと戦闘力アップをもたらす効果があった。
しかし、最近の映画やドラマを見ると、一部の作品に低俗さが目立つ。完璧に化粧した女性軍人やイケメン気取りの男性兵士が登場し、まるで外国のメロドラマのような内容だ。そこには硝煙のにおいはなく、あるのは脂粉の香りばかり。軍隊や戦史に対する基礎知識すら感じられず、ただ盲目的に兵士たちを神格化している。こんな作品で現実の兵士たちを鼓舞し、勇気づけることができるだろうか。
革命戦史や抗日戦史に対する理解不足だけでなく、兵士たちの現実の部隊生活についても表層部分しか知ろうとしない。時代考証もいいかげんで、役者たちは過去の時代の衣装を着ながら、その話し言葉やしぐさはすべて今のものだ。制作者側のこうした姿勢が荒唐無稽な作品を生む原因になっているといえよう。(翻訳・編集/本郷)
中国メディア・参考消息報は20日、日本の安倍晋三首相が4月に訪米する際、米議会の上下両院合同会議で演説する見通しとなったことについて、韓国メディアが「韓国の対米外交が危機に直面している」と報じたことを紹介した。
韓国・中央日報(電子版)は20日付の記事で、「安倍首相の演説は米国が世界に向けて、日本の過去を帳消しにすると宣言することに等しく、日本を同盟の最前線に引き出すものだ」と指摘。「これは今、歴史問題をめぐって日本と対立する韓国の外交に大きな難問をもたらし、従軍慰安婦問題で韓国が無言の圧力を受けることになる可能性がある」と分析した。
記事はまた、「一部からは、韓国が米国と高高度ミサイル防衛(THAAD)システムやアジアインフラ投資銀行(AIIB)などの問題をめぐって駆け引きをしている間に、集団的自衛権の行使容認や環太平洋経済連携協定(TPP)で米国に全面戦争をしかけた日本に負けてしまったとの批判も出るだろう」と指摘。また、「日本がカネとコネで米国会の扉を開けさせたことと対照的に、韓国の外交はメディア頼みだといった批判も引き起こした」と伝えた。
この報道内容が伝わると、中国のインターネット上で話題になり、ネットユーザーたちからコメントが寄せられた。その一部を拾ってみる。
「日本の外交手段、確かにすごい。過去では旅順大虐殺から満州国事件、最近では釣魚島(日本語名称:尖閣諸島)問題でも優位だし。日本はライバルのことを知りつくしている。アメリカ人をはじめとした西側の人々は商売人の感覚で、カネさえ稼げれば友達になるけど、最終的には損をする」
「カネってどこの国でも通じる“通行証”なんだね」
「東アジアの平和安定を破壊。朝鮮半島統一を破壊。台湾と本土の統一を阻止。アメリカはどの役を演じる?」
「日本がアメリカの洗脳を始めたwww」
「安倍はまたアメリカ人を騙しに行く」
「アメリカが平和をくれると期待するなら大間違いだ!」
(編集翻訳 恩田有紀)
カダフィ(リビア)やムバラク(エジプト)といった独裁者たちが、長期にわたる腐敗と失政の報いを受けようとしている。権力の椅子にしがみつこうとする孤独な男たちには、様々な共通項が見出せるが、その権力を引き継がせようとする「息子」たちが何の資質も持ち合わせていない放蕩息子ばかりだという共通点は興味深い。落合信彦氏が解説する。
* * *
カダフィの放蕩息子たちの見るに堪えない振る舞いは、独裁者の息子としては、決して例外的なものではない。
私がまず思い出すのは、冷戦下の東欧で秘密警察「セキュアリターテ」を使って国民生活を逐一監視し、飢餓に苦しむ一般市民を差し置いて自分と家族にだけは豪奢な生活を許していたルーマニアの独裁者ニコライ・チャウシェスクとその息子のことである。
1989年12月24日に起きたルーマニア革命により、チャウシェスク夫妻は銃殺処刑された。私が首都・ブカレストに取材に入ったのはその直後のことだったが、市内の光景は異様だった。
日々のパンも手に入れられないような国民が暮らしているというのに、中心部にはチャウシェスクが建設させていた地上10階建て、3000以上の部屋を誇る宮殿がそびえ立つ。その正面の通りは、チャウシェスクが出した「パリの大通りよりも広い通りを!」という指示に基づき、シャンゼリゼ通りよりも1m広い幅で作られた。地下道は戦車も通れる。
財政破綻寸前だったルーマニアで、この道を真っ赤なフェラーリで疾走していた男がいた。それが、チャウシェスクの次男・ニクであった。
ニクが車を乗り回す時はセキュリティが張り付き、大通りには10mおきに警察官が配備された。一般市民の生活水準など無視したチャウシェスク一族の象徴であったと言えよう。
ニクは、未成年のうちから酒を飲んではお気に入りの車を運転し、あげくに交通事故を起こし、またある時はレイプなどの犯罪行為に走っていたという。
もちろん、彼が罪を問われることなどない。「俺を一体、誰だと思っているんだ」その一言で、ルーマニアの全ての警察官は独裁者の息子にひれ伏すのである。
そんな男でも、父親の威光があれば、国や党の要職が与えられる。32歳の若さでルーマニア共産党中央委員に選出された。これでは本人が行ないを改めるはずはない。
そんなニクの毒牙にかかり、人生を狂わされた女性がいる。
1976年のモントリオール五輪の体操で史上初めて10点満点を叩き出し、金メダルを獲得した「ルーマニアの白い妖精」ことナディア・コマネチであった。…
インド東部ジャールカンド州ラーンチー周辺でこのほど、不倫をしていた男女が家族の名誉を守るためと称する“名誉殺人”の被害に遭い、2人の遺体が木につるされ、見せしめにされた。台湾・東森新聞網の20日付の報道として、参考消息網が同日伝えた。
報道によると、殺害された女性は隣村に住む既婚男性との間の子供を妊娠。これが家族に知られ、双方の父母の怒りを買って2人は殺害された。2人の遺体はラーンチー駅付近にある木の同じ場所につるされ、周囲の人々がその様子を写真に収めていた。この事件について警察は、本当に家族の犯行なのかどうかも含め、調べている。
“名誉殺人”は主に女性の婚前・婚外交渉が発覚した場合、家族の名誉を守るためと称して家族が女性を殺害する風習を指す。多くは封建制度の残る地域で見られ、国連人口基金によると世界で年5000件も発生している可能性がある。
(編集翻訳 恩田有紀)
韓国・聯合ニュースは23日、同日未明に91歳で死去したシンガポールのリー・クアンユー元首相と、朴槿恵大統領、またその父親の朴正熙元大統領との縁について報じた。中国・環球網が同日伝えた。
報道によると、リー元首相は生前、韓国を4回訪問。2000年に発売した回顧録では、1979年の朴正熙大統領の時代に初めて韓国を訪れた際の同大統領の印象を、「はっきりした顔立ち。非常に決断力があり、厳しい人に見える」と記していた。またその際にはファーストレディ代わりだった朴槿恵氏が通訳を務めたという。
リー氏はさらに朴正熙氏について、「国を治めた18年間で経済発展を成し遂げた。韓国はきっと成功するという強い意思と、断固とした決断が印象深い」と記し、「セマウル(新しい村)運動」についても高く評価した。
また、朴槿恵大統領とリー氏の長男で現首相のリー・シェンロン氏には共通点が多いという。いずれも1952年生まれで理工系大学の出身。13年12月に両者が韓国大統領府で会談した際には、経済、建築、研究開発などの分野での協力について話し合った。
(編集翻訳 恩田有紀)