社会そのほか速
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韓国メディアによると、韓国外交部が30日に公開した外交資料で、1984年に韓国首脳が初めて日本を公式訪問した際、日本側が「天皇陛下が歴史問題で反省を示すべきだ」と考えていたことが分かった。30日付で中国新聞網が伝えた。
韓国外交部の資料によると、1984年に当時の全斗煥大統領が韓国首脳として初めて日本を公式訪問することが決まり、日韓双方が具体的な日程や首脳会談の議題について協議するなかで、植民統治の「象徴」の責任を負う裕仁天皇が歴史問題でどのような態度を示すべきかに最も大きな関心が寄せられた。
韓国側が当時、日本側に伝えた立場は「国民感情などを考慮して、天皇陛下が歴史に対する反省を表す必要がある。発言は、晩餐会でのあいさつなど正式な形式にするべきだ」。これに対し、日本も当時、天皇陛下が歴史問題で発言することは必要だが、発言内容自体が外交交渉の対象ではないとの認識を示した。
裕仁天皇は同年9月6日、全大統領との晩餐会の席で、「今世紀の一時期において、両国の間に不幸な過去が存したことは誠に遺憾であり、再び繰り返されてはならない」と発言した。韓国外交部は過去30年の外交資料をまとめ、公開した。公開された資料1597点の大半は1984年に作成されたものだという。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
2015年3月30日、韓国のガールズグループ・KARAの元メンバーの知英(ジヨン)が来月18日に公開される劇場版「名探偵コナン」に声優として出演するというニュースが、中国のネットユーザーの間で話題となっている。
【その他の写真】
知英は「コナン」の熱烈なファンで、今回の出演に「コナンの世界に入ることができてうれしい」とコメントし、今後も新たな分野に挑戦することに意欲を示している。
これに対し、中国のネットユーザーは中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に以下のようなコメントを寄せている。
「日本の事務所の実力はすごい!」
「知英が活動場所を日本に移したのは正しい選択だった。韓国ではこんなに良い機会に恵まれることは期待できないよ」
「素人の声優ではなく、プロで固めてほしかった」
「私のコナンが…」
「海外で金もうけだって?祖国を捨てたと同じことだ」
「KARAは日本で大人気なんだから、知英が日本で頑張るのは理解できる」
「韓国のファンからどんな非難の声を浴びるか想像もつかない。恐らく韓国には帰れないだろうな。国籍を日本にしてしまったらいいのに」
「知英の日本語は本当に流ちょう。韓国のファンが『知英は日本に行って変わった』と怒ることが理解できない。彼女の日本の事務所には実力派の俳優がそろっている。知英には向上心がある」(翻訳・編集/野谷)
フランス南部の山中で、ドイツの格安航空会社(LCC)ジャーマンウイングスの旅客機(乗客144人、乗員6人)が墜落してから、31日で1週間。操縦室の音声を記録したボイスレコーダーの解析から、仏独捜査当局はアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が意図的に機体を墜落させた疑いがあるとみて捜査している。副操縦士は「精神的な病気」で通院していたとの指摘もあるが、病気と墜落との因果関係には依然として不明な点も多い。真相解明に向けたポイントをまとめてみた。【ベルリン篠田航一、パリ宮川裕章】
【副操縦士】「いつか皆が私を知る」交際女性に語る
◇意図的か?
捜査当局が「意図的な墜落」だったと疑う理由は、操縦室から出た機長の入室を副操縦士が拒み、1人で降下ボタンを押している点だ。降下ボタンは意図的にしか操作できず、副操縦士の呼吸が正常だったことから、病気や酸欠で意識を失った可能性は低いとみられる。
独ビルト紙(電子版)によると、墜落から8分ほど前の午前10時32分過ぎ、操縦室から閉め出された機長は「ドアを開けろ」と絶叫。背後では乗客が悲鳴を上げていた。同35分ごろには機長がドアを金属のようなものでたたく音が記録されていた。
仏検察当局によると、副操縦士は操縦室で1人になった最後の10分間、管制塔や他の航空機からの交信に一切応じず、機長の呼びかけにも沈黙を守ったままだった。こうした状況から「故意の墜落」が浮かび上がるが、捜査容疑は「過失致死」。「技術ミスの可能性」(仏検察)も含めて慎重な捜査が続く。
◇動機は?
「意図的な墜落」の動機解明を急ぐ検察当局は26日、独西部モンタバウアーにある副操縦士の実家やデュッセルドルフの自宅を家宅捜索。墜落当日の24日も加療期間内だった「病気診断書」を押収したが、病名など詳細な中身は公表していない。元恋人などの証言から「精神的な病気で通院していた」との指摘がある一方、網膜剥離など視覚に問題を抱えていたとの報道も。病気が発覚した場合、長距離フライトの機長になる夢が断たれることに絶望したとの見方を伝えている。
◇管理責任は?
ジャーマン社の親会社ルフトハンザは26日の会見で、副操縦士が健康診断や適性検査に合格していたことを根拠に、「異常な点はなく、100%操縦能力はあった」と述べた。だが、副操縦士が2010年に米アリゾナ州でルフトハンザが運営する航空学校で訓練を受けた際、一時的に「操縦不能者」のリストに分類されていたとの報道もある。08年以降は、約1年半にわたり精神関連の治療を受けていたとされる。
仮に航空会社側が副操縦士の治療歴を把握しながら、操縦を許可していた場合、安全対策に批判が高まる可能性もある。ジャーマン社は27日、副操縦士からこれまで病気の診断書は提出されていなかったことを明らかにし、「提出がなければ、雇用側は(病気を)認識するのは難しい」との見解を示している。
ただ、南ドイツ新聞(電子版)によると、パイロットには自身の診断記録を会社の医師に報告する義務がなかった上、会社の医師も顕著な健康上の問題について、会社や独航空当局に届け出る必要がなかった。
◇捜査の進展は?
墜落翌日の25日までにボイスレコーダーが発見されたため、副操縦士の言動については比較的早期に解明が進んだ。だが、航路や高度などを記録するフライトレコーダーは今のところ、未回収のまま。仏独捜査当局は発見に全力を挙げる一方、航空会社関係者らから事情聴取を進め、全容解明を目指している。
墜落機は時速700キロの猛スピードで山に衝突したため、遺体や機体の残骸の多くは地中数メートルの深さに埋まったままだ。現地消防隊は地震などの災害時に土の中を捜索する専門部隊を投入。仏検察当局によると、墜落現場の遺体からこれまでに78人分のDNAを採取した。警察は近くのセーヌレザルプに鑑定施設を設置し、約50人の法医学者や歯科医らがDNAや指紋、歯の治療痕などから遺体の人定作業を急いでいる。
ウズベキスタンのイスラム・カリモフ大統領=2014年12月、タシケント(AFP=時事)
【モスクワ時事】29日投票が行われたウズベキスタン大統領選で、中央選管は30日、旧ソ連末期から25年間政権の座にあるイスラム・カリモフ大統領(77)が得票率90%で4選されたと発表した。任期は5年で、30年間の独裁に道が開けた。
憲法上は連続3選禁止だが、無視された。米軍が撤退する隣国アフガニスタンからのイスラム過激派流入が懸念される中、独裁が政情安定に寄与する一方、人権抑圧が続きそうだ。
ウズベクは中国とロシアの間に位置する地政学上の要衝。米同時テロ後に米軍駐留を認めたり、ロシア中心の集団安全保障条約機構(CSTO)に加盟したりしたが、現在の「軍事同盟を結ばず、外国軍も駐留させない」(カリモフ氏)という基本方針に変更はないもようだ。
金やウランなどを産出する資源国だが、独裁による経済発展の遅れも指摘される。ロシアのプーチン大統領の提唱で1月に発足した経済ブロック「ユーラシア経済同盟」には参加していない。
【ベルリン、パリ共同】ドイツ大衆紙ビルト日曜版は29日、フランス南部の旅客機墜落で、故意に機体を墜落させた疑いを持たれているアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が最近、視力の悪化で治療を受けていたと報じた。網膜はく離の可能性があったとし、6月に予定されていた健康診断で操縦士としての適性が問われる恐れがあったとしている。
副操縦士をめぐっては、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が28日、視力の問題を抱えていたと報道。捜査関係者は同紙に対し、視力の問題が心因性のものであったことも排除できないと指摘した。