社会そのほか速
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東京都東大和市の空き地で3月末、96歳の女性が焼死した。昨年、この場所であった住宅火災で亡くなった友人に線香を手向けていたという。警視庁は、何らかの原因で火が服に燃え移ったとみている。「本当に気の毒」。近所の人はその死を悼んだ。
【写真】火事があった現場。敷地には草などが焦げた跡があり、花が手向けられていた=2日、東京都東大和市、塩入彩撮影
「助けて」
同市向原のアパートに住む主婦(22)が女性の声を聞いた。3月31日正午過ぎ。窓から外を見ると、目の前の空き地でお年寄りが火に包まれて倒れていた。すぐに119番通報した。
■「レベル低下物語る」
「号泣県議」をきっかけに地方議員の資質低下が指摘されるなか、議会での質問をアドバイスする議員向けの有料サービスが登場した。「良い答弁を引き出せる」「執行部もタジタジ」などをうたい文句にしており、利用実績もあるとしている。「議会質問は議員活動の根幹。こうしたサービスが現れること自体、議員のレベル低下を物語っている」と嘆く声も。3日には41道府県と17政令市の議員を選ぶ選挙戦が始まる。有権者は「センセイ」を選ぶ確かな目を求められる。
「あなただけに議会質問の『コツ』教えます」「統一地方選をにらんで実績作りに最適」
ある地方議員のもとに昨年、こんな言葉の並んだダイレクトメールが届いた。送り主は、岡山県内の一般社団法人を名乗る団体。議会質問のサンプルを有料で提供するという内容で、年会費は定例会4回分で9万7200円としている。
同じ議会でサービスを利用する議員が重複すると困るためか、「1議会1名様」という“限定募集”の断りがついている。
団体のホームページ(HP)には、利用した地方議員の声として「そのまま一般質問に使わせていただきました」「議会の質問で提案したところ、事業化された!」などと記載。編集・執筆陣として、岡山県の元県議と元県職員の経歴を持つ2人が紹介されていた。産経新聞の取材に対し、団体側は「HPの内容以上の情報は答えられない」と回答した。
◆「怠け者の楽園」
議会質問は本来、自分で地道に集めた住民の声などを基に調査・研究してまとめ、自治体側に問うのが基本。「こんなサービスが出てくる背景には、議員の質低下がある」と指摘するのは、地方自治ジャーナリストの相川俊英さん。
「選挙でアピールできる実績がほしいのかもしれないが、他人に丸投げで作らせた質問で、努力もせず執行部から答弁を引き出す手抜き議員が増えると、議会は『怠け者の楽園』になる」と相川さんは警鐘を鳴らす。
政策コンサルタント、室伏謙一さんは、「欧米ではシンクタンクなどが政党や政治家の政策立案やスピーチ作成をサポートしており、国内でも徐々に定着しつつある。これ自体は歓迎すべきことだと思うが、さすがに質問文を丸投げするのは次元が違う。付け焼き刃の質問では意味がない」と指摘する。
選挙コンサルティング・政策立案補助などをする「ジャッグジャパン」(東京都渋谷区)によると、同社は年間10件程度、地方議員からの依頼で議会活動全般の支援を請け負っているという。
主な内容は、政策に関する調査やデータ収集、議会での一般質問の際に使用するフリップなどのツール作りだが、どのような質問をすればいいかといった立案依頼や、質問の文言まで作成してほしいといった依頼もあるという。費用は決して安くはないものの、問い合わせは増加傾向にあるという。
同社は「議会質問の文言は議員自身に作成していただくのが本来の姿だと思っている」とした上で、それでも新人議員など支援を必要とする人の要望に応じることもあるとしている。
◆国政でも丸投げ
このほか、国政レベルでも、政策コンサルタント会社が野党政党と契約を結び、国会質問などのサポートを請け負ったケースは過去にもあった。
このコンサル会社の元研究員は「請け負う業務は質問のためのデータ集めや調査が主で、質問文作りを丸投げされるケースはほとんどなかった」と説明。その上で、「与党の場合、国会質問に使うデータを、答弁する側の官庁の役人に集めさせたり、ひどい場合は役人に丸投げで質問文を書かせるケースが過去にあった。不勉強な議員は国会にもいます」と指摘した。
21時頃に起こる予定の皆既月食に向けて、ウェザーニュースではYouTubeやニコニコ生放送などでライブ配信を開始した。現在、秋田県から中継を実施し、月が徐々に欠け始めていることを伝えている。ただ、主に観測は北日本に限定されており、関東から西日本にかけては天候が悪いため、観測が難しくなっているようだ。
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国立天文台によると、19時15分頃から部分月食が始まり、20時54分~21時6分に皆既月食になるという。YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=T7ptIfvkysg)とニコニコ生放送(http://live.nicovideo.jp/watch/lv216105419)ともに、国立天文台の専門家による解説付きで23時まで放送される予定。
この他にも24時間ライブ放送番組『SOLiVE24』やテレビ(BS910Ch)でも生配信が行われている。
人工呼吸は省略してもOK-。救急車の到着前に行う心肺蘇生法について、全国の消防本部が行う講習が様変わりしている。経験がない人には難しい印象が強い人工呼吸を省略することで、とっさの場合に、居合わせた人が取り組みやすい心臓マッサージなどの応急手当てを行うケースを増やそうというのが狙いだ。(永山準)
■意外な重労働
「人工呼吸をためらう場合は、やらなくていいですから」
京都市南区の市民防災センターで市消防局が行った市民向けの救命講習で、指導員の中根光司さん(64)がこう語りかけると、参加者約20人の中には意外そうな表情を浮かべる人もいた。
代わりに中根さんが強調したのは「胸骨圧迫」、いわゆる心臓マッサージの重要性だ。救急車が到着するまでの間、1分当たり少なくとも100回のペースで続ける。できるだけ同じリズムで繰り返し、周囲に人がいれば助け合って交代することも勧めた。
見た目以上に力が必要な“重労働”。それでも、講習に参加した同市伏見区の保育園職員、藤岡利也さん(39)は「人工呼吸のプレッシャーがない分、以前より取り組みやすくなっている」と感想を話した。
■国際基準も変化
以前は「真っ先に必要」とされていた人工呼吸が必須でなくなった背景には、国際基準の変化がある。
現在、市民向けに教えられている心肺蘇生法の講習は、世界の最新の研究報告を分析する国際蘇生連絡委員会(ILCOR)が平成17年と22年にまとめた報告書が根拠となっている。これを元に、調査研究を行う日本救急医療財団と啓発を担う日本蘇生協議会が、日本で取り組みやすい方法を考案し、23年に新たなガイドラインを策定した。
以前のガイドラインでは、人工呼吸2回と胸骨圧迫30回を繰り返す方法を推奨していたが、23年のガイドラインでは胸骨圧迫を最優先とするよう変更。胸骨圧迫を中断して行う人工呼吸については、省略が可能になり、呼吸しやすい姿勢を保つ気道確保とともに後回しにされた。今年はILCORの報告書の改訂年に当たり、ガイドラインがさらに変化するかも注目されている。
■応急実施は44%
総務省消防庁によると、傷病者が倒れるのが目撃され、心肺停止が確認されたケースのうち、現場に居合わせた人が応急手当てを行った実施率は44・9%。一方で1カ月後の生存率は、応急手当てがなかった場合に比べ約1・6倍も高まる。
救急車が119番通報から現場に到着するまでの所要時間は平均8分30秒。この時間は年々延びており、その間、傷病者を目の前にした市民が協力し合い、心肺蘇生法を行えば、より多くの命が救われる。そのためには、心肺蘇生法の内容自体を単純にし、手順の正確さよりも迅速な処置を呼びかけることで、市民が「何もしない」という事態を避けるのが理想だ。
京都市消防局の担当者は「救助する人の心理的な負担を軽減するためにも、人工呼吸の省略は必要だ」と指摘する。一方で「ガイドラインは人工呼吸の有効性を否定しているのではない。できるのであれば当然すべきだ」とも話しており、救急隊員が居合わせた場合は、従来と変わらず適切な方法で人工呼吸を行っているという。
「スーパーマリオブラザーズ」のタイトル画面を爪楊枝約1万4000本で作る職人が現われ話題です。作ったのはBBコリーさん。趣味の紙工作の気分転換にとわずか5日で完成させました。
【ご覧いただくと分かるように細かい仕事が施されています】
戯れにエクセルでマリオのタイトル画面を描きはじめたのが3月26日。大量の爪楊枝を購入し、設計図どおりに爪楊枝を塗装していき、あとはノリで接着しながら積み上げていきます。「全然気晴らしになっていない」と若干の後悔を経て、作者曰く「手動3Dプリンタ」の如く黙々と積み上げていったそうです。
完成した作品は、128本×112本の合計1万4323本の爪楊枝を使用しているそうです。それでも製作費は2000円ほどとリーズナブル(製作時間はプライスレス!)。作品の中には1本だけ爪楊枝を削って作った着脱可能のミニマリオもいるそうです。さすが芸が細かい職人の仕事ぶりに脱帽です。