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京都府亀岡市で集団登校中の児童らに軽乗用車が突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷を負った事故は23日、発生から3年となった。事故現場や登校先の安詳小では、遺族や児童が犠牲者の冥福を祈った。
午前8時ごろ、同市篠町篠の現場で遺族が法要を営んだ。亡くなった横山奈緒さん=当時(8)=の父博史さん(40)は、奈緒さんと同学年になった長男蒼太君(8)らと花束を供え、「娘の成長は3年前で止まったままと痛感した。『弟たちを見守ってあげて』とお願いした」と話した。
妹の小谷真緒さん=当時(7)=を亡くし、自身も負傷した愛奈さん(11)は「3年間が長かったか短かったか分からない」とつぶやき、「手を合わせている時、真緒ちゃんの顔が浮かんだ。さみしそうで、悲しくなった」と打ち明けた。
現場そばの安詳小では、全校集会があり、冒頭で児童たちが30秒間黙とうした。亀谷陽三校長は「子どもたちの心の中が心配になる時は今もある。これからも命の大切さを伝えていきたい」と話した。
事故は2012年4月23日午前8時ごろ発生し、横山さんと小谷さんのほか、松村幸姫さん=当時(26)=も亡くなった。無免許運転で事故を起こした元少年(21)ら6人が逮捕され、起訴された3人の有罪が確定。3人が保護処分となった。遺族らの活動が無免許運転などの罰則強化につながった。
勝浦市は、6月第1土曜日に開いてきた恒例の「勝浦港カツオまつり」を「休止」すると決めた。本年度は実施せず、新年度以降の再開も不透明としている。販売用のカツオの調達が難しくなったのが主な理由。ここ数年、イベント時期に手ごろな大きさで売れ筋となる3キロ級の水揚げ量が減少していた。
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本年度は運営のための予算を計上しておらず、開催に協力してきた市内2漁協も休止で了承したという。
市農林水産課は「今年の水揚げは好調。しかし、6~8キロ級の大きいものが目立っており、これまでの実績をみると、(調達の)見通しが立たない」と理由を説明した。
カツオまつりは2001年度に開始。勝浦産カツオのブランド化を図ろうと、旬の魚を丸ごと1匹、割安で販売するなどしてきた。これまでに13回開催。ピーク時の07年度は6千匹を用意し、3万8千人の来場者を集めた。同市を代表するイベントの一つとなっていた。
しかし、その後は提供するカツオの量が徐々に減少していった。昨年度は千匹となり、来場者は過去最低の6千人に。好評だったカツオの刺身の試食も、販売用を優先するため中止を余儀なくされた。また、会場も勝浦漁港から市営駐車場に変更していた。
同課は「あまり少ない数で行っても後から来たお客から『もうなくなったの』という声が聞かれた」と、苦しい運営に追い込まれていたと打ち明ける。
今後については「再開する、しないとともに、やり方の見直しを含め総合的に検討する」としている。
東京都杉並区の青梅街道で22日、俳優の萩原流行(ながれ)(本名・萩原光男)さん(62)が死亡した事故で、警視庁交通捜査課は23日、萩原さんのオートバイが転倒後、高井戸署の護送車に接触していたと発表した。同課は護送車を運転していた男性警部補(55)らから自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聴いている。
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同課によると現場は片側3車線の直線。一番左側の車線を進行していた護送車が、駐車車両を避けようと中央に車線変更した後、中央車線後方を走っていた萩原さんのオートバイが何らかの原因で転倒して護送車に接触。萩原さんは右側の車線に投げ出され、後続の乗用車にひかれたとみられる。萩原さんが護送車を避けようとして転倒した可能性については「捜査中」としている。
護送車には運転手の警部補と署員2人、容疑者1人の計4人が乗っていた。警部補は「車線変更後、ドンと何かが転倒するような音が聞こえた。バイクに当たった感覚はなかった」と話しているという。【林奈緒美】
全校児童の95%に虫歯が一本もない小学校がある。昨年度の「全日本学校歯科保健優良校表彰」小学生の部で最優秀賞を受賞し、“歯の健康日本一”に輝いた横浜市立中尾小学校(同市旭区)。全国平均では児童の半数に虫歯がある中、なぜ劇的な効果を挙げられたのか。学校を訪ねると、そこには熱心な学校歯科医の存在があった。
「この奥歯の上が磨けていないよ」「歯並びが悪い場所は、歯ブラシを縦にして磨いてごらん」
23日に行われた5年生の歯科検診では、学校歯科医の江口康久万(やすくま)さん(55)が、一人一人の磨き残しをチェックしていた。虫歯が見つかる児童はほとんどいない。
25年ほど前に、同校の学校歯科医になった江口さんは年14回のペースで来校する。通常の学校歯科医よりも頻繁に顔を出し、児童の歯のケアに注意を払ってきた。
江口さんは言う。「特に子どもの場合は利き腕の反対側の歯が磨きにくく、奥歯を磨くにはこつがいる。自分がうまく磨けない場所を理解することで、正しい磨き方が身に付く」
磨き残しがあった場所は、組み立てると口の中の模型になるペーパークラフトに書き込み、一人一人に手渡す。自宅に持ち帰り、磨き方のくせを親子で理解してもらう。
同校は2007年、同市学校保健会から歯科保健の研究校の指定を受け、全校を挙げて予防に取り組み始めた。歯磨きを習慣付けるため、給食後に全校一斉の「歯磨きタイム」がある。教室に歯磨きソングの音声と映像を流し、5分間かけて歯を磨く。
授業にも虫歯予防を取り入れ、江口さんも教壇に立つ。児童は虫歯予防の劇を披露し、クイズ大会も開かれる。毎月8日は使っている歯ブラシを親子で点検するほか、保護者向けの歯科予防教室もあり、家族で虫歯予防に取り組んでもらう。
こうした取り組みで、昨年度の6年生1人当たりの永久歯虫歯の本数(治療済みの歯を含む)は0・13本で、全国平均の0・7本を大きく下回った。
高橋宏明校長は「正しい歯磨き習慣は一生の宝物。学校と家庭、学校歯科医の協力で、子どもの歯の健康を守っていきたい」と話している。
21日午前3時50分頃、北海道函館市のJR北海道の函館運輸所で、札幌発青森行き急行「はまなす」を引くディーゼル機関車のヘッドマーク(直径約65センチ)がなくなっているのを、JR北のグループ会社社員が発見した。
JR北は線路脇に落ちていないか確認するとともに、盗まれた可能性があるとして道警に被害届を提出することを検討している。
JR北によると、はまなすは21日午前3時5分頃、函館駅に到着。ディーゼル機関車は電気機関車と入れ替えるため客車から切り離されて近くの運輸所に移動した。給油の際、ヘッドマークがないことがわかった。
ヘッドマークは鉄製で重さ約10キロ。ハマナスの花が描かれており、上部と下部の計2か所で固定されていた。20日午後10時、札幌駅を発車した際には付いていたという。
はまなすはJR北で唯一の急行列車として鉄道ファンに人気がある。2016年3月の北海道新幹線開業時に廃止される可能性も指摘されている。