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◇歌舞伎町に9年通う 理想の「力強く美しい打球」目指し
東京・歌舞伎町の「新宿バッティングセンター」に9年間通い続ける初谷純代(はつがい・すみよ)さん(42)=東京都豊島区=が23日夜、王貞治さんの世界記録868本をはるかにしのぐ2000本目の「本塁打」を放った。前人未到の記録を達成した女性スラッガーは「初めて人に誇れる結果を残せた」と笑顔で話す。
【バットはこう…】スイングを確認する初谷さん~9年で2000本本塁打~
新宿バッティングセンターには11のレーンが並ぶ。初谷さんは午後になると毎日のように通い、右打席に立つ。身長153センチと小柄な体で球速90キロのボールを次々に打ち返す姿を、ネット裏で大勢の人が見つめる。
同居している交際相手の飲食店経営、荒牧努さん(46)に連れられ、2006年8月に初めて同センターを訪れた。野球経験は無く、バットの握り方さえ分からなかった。だが、3回目に訪れた時、15メートル先の高さ約8メートル付近に取り付けられた8枚の「ホームランボード」の1枚に打球が直撃して初本塁打を記録。「もっとホームランを打ちたい」と夢中になった。多い時は週5回、1日約1500球を打って、月に数十万円を使ったという。
栃木県出身。学生時代にうつ病を患い、卒業後は職を転々とした時期もあった。「打席に立つと負けず嫌いな一面が発見できて、強い気持ちが持てるようになった」と話す。
10年10月に1カ月で本塁打39本を放ち、その年の月間最多記録で決める新宿バッティングセンターの「年間王者」になり、5連覇中だ。累計1000本は11年8月に達成。12年3月に歴代最高の月間52本を記録した時は、うれしさのあまり、その場で泣き崩れた。
ジムに毎日通いヨガなどで体調を整える。昨年は神宮球場でプロ野球・東京ヤクルトスワローズの試合を10回観戦、雄平選手のスイングを参考に、理想とする「力強く美しい打球」を目指してきた。バッティングセンターではライバル不在なので、3000本塁打実現のためにも挑戦者を待っている。【高橋祐貴】
【AFP=時事】ヒトの受精卵の遺伝子を編集したとする研究論文が、中国のチームにより発表された。この未開拓の科学分野における突破口となる論文だが、世界各国の科学者からは、物議を醸しているこうした研究の中止を求める声が、改めて上がっている。
ゲノム研究から新たな人種差別「ネオレイシズム」の懸念
英科学誌ネイチャー(Nature)のニュース記事が22日に最初に報じたこの論文は、中国・広州(Guangzhou)にある中山大学(Sun Yat-sen University)で遺伝子機能の研究を行う黄軍就(Junjiu Huang)氏の研究チームが執筆し、ほぼ無名のオンライン科学誌「プロテイン・アンド・セル(Protein and Cell)」に投稿したもの。
論文でチームは、不妊治療院から入手した受精卵のゲノムを改変する実験の詳細を記述している。使用された受精卵は、2つの精子を受精したことから染色体の数が通常の受精卵より1組多く、生児出産が不可能なものだった。
ネイチャー誌の記事によると、研究チームが行ったのは、死に至る可能性もある血液疾患「βサラセミア」の原因となる遺伝子を「CRISPR/Cas9」と呼ばれる遺伝子編集技術を使用して修正する実験。
欠損しているDNAを置き換える分子を86個の受精卵に注入し、効果が表れるまで48時間待ったところ、生存したのは71個だった。うち54個を検査した結果、28個で遺伝子の接合に成功し、そのうちのごく一部で代替遺伝子が含まれていたことが確認された。
ネイチャー誌の記事で黄氏は「正常な受精卵でこれを行う場合、100%(の成功率)に近づける必要がある」「だからわれわれは中止した。未熟すぎる段階だと考えている」と述べている。
より大きな懸念材料は、実験の過程で「驚くべき数の」意図していない遺伝子変異が生じたことにある。これは、マウスやヒトの細胞を使用して行われたこれまでの遺伝子編集研究で見られた割合をはるかに上回るという。
こうした遺伝子変異は有害である可能性もあり、中国のチームが研究を行っているとの噂が今年流れ始めて以降、科学者らの間で懸念を生んでいた大きな理由の一つとなっていた。
こうした研究に対しては、将来の世代に未知の影響をもたらす可能性や、望ましい特徴を持つように人間を改造することで新たな優生学の時代を切り開く恐れがあるとの批判の声が上がっている。
■安全性や倫理上の懸念
AFPに宛てた電子メールによると、ゲノム編集など開発途上の治療法に重点を置く生命科学分野の200以上の企業や研究機関などを代表する国際組織「再生医療連盟(Alliance for Regenerative Medicine、ARM)」は、今回の論文発表を受け、こうした研究の中止を改めて呼びかけた。
ARMは声明で、「ヒトの生殖細胞のDNAの修正には、安全性や倫理上の重要な意味合いがあると考えられることから、こうした研究は非常に時期尚早だ」と指摘。「世界全体でこの種の研究の自発的な停止を求める」と述べている。
ネイチャー誌の記事によると、中国では他に少なくとも4研究チームが同様の研究を行っているとみられている。
研究論文が間もなく掲載されるとの噂が今月流れ出した際には、一部の科学者らが研究中止を求めた一方、ある種の病気や疾患の治療に役立つ可能性があるかを見極めるため、基本的な研究は継続すべきとの意見も出されている。【翻訳編集】 AFPBB News
海に漂流する微小なプラスチックごみによる汚染が、沿岸域だけでなく外洋にも及んでいるとする調査結果を、環境省が23日発表した。海洋生態系への影響が懸念されており、実態解明のための調査を続ける。
【写真】環境省の調査で東京海洋大の練習船が採取した漂流ごみ=高知県足摺岬沖
プラスチックごみが海に流れ出ると、波や温度差、紫外線などで細かく砕かれて回収が難しくなる。大きさが5ミリ以下の「マイクロプラスチック」は、有害物質を吸着しやすく、間違えて海鳥や魚が取り込むと食物連鎖で濃縮される可能性もある。近年は世界的に問題視されている。
調査は、昨年7~10月に日本近海で陸から10キロ以上離れた外洋を中心に実施。東京海洋大の練習船2隻で網をひいて海面近くのごみを採取し、結果を九州大の磯辺篤彦教授(海洋物理学)が分析した。マイクロプラスチックは海水1立方メートルあたり2・4個だった。
カキは水分が多いため、あぶるなどの加工時には下処理で水分を減らす必要がある。従来の製法では水分とともにうま味成分が抜けてしまうことが課題だった。
同社は課題克服に向け、紫外線A波によるうま味成分増加のメカニズムを研究している青木教授に協力を要請。昨年からカキに紫外線を照射する装置の共同開発に取り組み、一定時間光を当てることでうま味を逃さず水分だけを落とせる加工装置を完成させた。
照射後は水分が抜けることで4割重量が減るが、うま味成分のアミノ酸量が約46%、グリコーゲンが約27%増えることが分析で明らかになった。野菜ソムリエ10人に試食してもらった比較テストでも、照射したカキの評価が高かった。
同社は、あぶりカキといった加工品の下処理に、新開発した製法を応用する方針。特に重さ30グラムを超える大粒のカキの加工に生かし、首都圏などに出荷したい考えだ。
佐々木和二専務は「カキ養殖業者も高齢化が進んでおり増産は難しい。高品質なものを作り、付加価値を高めて市場に出したい」と狙いを説明する。
五光食品は東日本大震災の津波で工場が水没するなど大きな被害を受けた。機器の開発は科学技術振興機構(JST)の復興促進プログラムの研究助成を受けて行われた。青木教授は「これまでにない製法でおいしい海産加工品をつくることができる。この装置で被災地の復興に寄与していきたい」と話した。
米Facebookが4月22日(現地時間)に発表した2015年第1四半期(1~3月)の決算は、売上高は過去最高だった前期を下回るが前年同期比42%増の35億4300万ドル、純利益は5億200万ドルの設備投資が響き、20%減の5億1200万ドル(1株当たり18セント)だった。非GAAPベースの純利益は28%増の15億8900万ドル(1株当たり42セント)だった。
【地域別の月間アクティブユーザー数推移】
売上高はアナリスト予測の35億6000万ドルを下回ったが、非GAAPベースの純利益は40セントという予測を上回った。
非GAAPベースの営業利益率は5ポイント減の52%だった。
日間アクティブユーザー数(DAU)は17%増の9億3600万人、月間アクティブユーザー数(MAU)は13%増の14億4000万人、モバイルからのDAUは31%増の7億9800万人、モバイルからのMAUは24%増の12億5000万人だった。モバイル端末からだけアクセスするユーザーのMAUは7%増の5億8100万人だった。
モバイルでの広告売上高が広告売上高全体の約73%を占めた。
決算発表後の電話会見の質疑応答では以下のような回答があった。
・FacebookメッセンジャーによるVoIP通話は世界のVoIP通話の10%を占める
・WhatsAppをメッセンジャーに統合する計画はない
・ページオーナーに不利になるアルゴリズム変更についての質問には、マーク・ザッカーバーグCEOが「Facebookの目標はユーザーに最良のコンテンツを提供することだ」と答えた
・Oculus Riftの一般向け出荷については明確な答えはなく、年内に大量に出荷する予定はないとした
・動画関連では、当面は長いコンテンツをFacebook上で提供する予定はないという