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海に漂流する微小なプラスチックごみによる汚染が、沿岸域だけでなく外洋にも及んでいるとする調査結果を、環境省が23日発表した。海洋生態系への影響が懸念されており、実態解明のための調査を続ける。
【写真】環境省の調査で東京海洋大の練習船が採取した漂流ごみ=高知県足摺岬沖
プラスチックごみが海に流れ出ると、波や温度差、紫外線などで細かく砕かれて回収が難しくなる。大きさが5ミリ以下の「マイクロプラスチック」は、有害物質を吸着しやすく、間違えて海鳥や魚が取り込むと食物連鎖で濃縮される可能性もある。近年は世界的に問題視されている。
調査は、昨年7~10月に日本近海で陸から10キロ以上離れた外洋を中心に実施。東京海洋大の練習船2隻で網をひいて海面近くのごみを採取し、結果を九州大の磯辺篤彦教授(海洋物理学)が分析した。マイクロプラスチックは海水1立方メートルあたり2・4個だった。