社会そのほか速
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オウム真理教元信者高橋克也被告(56)の裁判員裁判の第33回公判は23日午後も東京地裁で続いた。高橋被告は「幹部らはグル(松本智津夫死刑囚)の意思を理解して私に指示を出していると思っていた。疑念を持てなかった」と述べ、詳細を聞かないまま事件に関与したと主張した。
高橋被告は「疑念を持つのはグルの意思に逆らうこと。転生先が悪いものになり、良くないこととされていた」と説明した。
過去に自身の離婚訴訟を担当した女性裁判官に「制裁を与える」などとする脅迫文を郵送したとして、警視庁公安部は23日、暴力行為等処罰法違反の疑いで、福井市中野の職業不詳山部彰一容疑者(67)を逮捕した。容疑を否認しているという。同容疑者は脅迫文の中で、右翼団体とみられる名称や右派系市民グループの名前を使用しており、公安部が詳しく調べる。
逮捕容疑は、2014年12月24日と今年2月16日の2回、福井県内から東京地裁の30代の女性裁判官に「事実に反するデタラメな裁判を行う無能な裁判官は社会の悪害。思想に基づき制裁を与える」などと記載した脅迫文を郵送し、脅迫した疑い。
公安部によると、女性裁判官は11年12月、福井家裁で山部容疑者の離婚訴訟を担当し、同容疑者敗訴の判決を出していたという。
東京電力福島第1原発1~4号機の廃炉・汚染水対策に2011年度以降、国が投じた費用が計1892億円に上ることが23日、会計検査院の集計で明らかになった。年度ごとに担当省庁が公表している分を検査院がまとめた。これとは別に、東電が汚染水対策として設置しながら、短期間で使用停止になった地上タンクやセシウム除去装置などの契約額が計約686億円に上ることも検査院の調べで分かった。
廃炉・汚染水対策に多額の税金が投入されている状況があらためて浮き彫りになり、識者からは「本来は国が自ら投入総額を整理して公開すべきだ」との声が出ている。
中村芝雀さん
松竹は23日、歌舞伎俳優の中村芝雀さん(59)が来春、五代目中村雀右衛門を襲名すると発表した。雀右衛門は女形の大名跡で、4年ぶりに復活することになる。
芝雀さんは、人間国宝の名女形として知られ、2012年に死去した四代目雀右衛門さんの次男。1964年に芝雀を襲名し、立女形として世話物から時代物まで幅広く演じる実力派として活躍してきた。来年3月の東京・歌舞伎座から襲名披露興行を各地で行うという。
埼玉県志木市で2008年、自宅に放火して妻子を殺害したとして、殺人と現住建造物等放火などの罪に問われた同市柏町、無職山野輝之被告(40)の裁判員裁判で、さいたま地裁(河本雅也裁判長)は23日、無罪の判決を言い渡した。求刑は無期懲役だった。
公判で山野被告は一貫して無罪を訴え、弁護側は「漏電や精神的に不安定だった妻が火を付けた可能性がある」と主張。検察側は「被告は不倫相手との再婚を望んでおり、殺害の動機は十分あった」と指摘していた。
山野被告は08年12月3日、自宅に放火し妻荒木奈穂子さんと次女真弥ちゃんを殺害、長男を殺害しようとしたとして起訴された。