社会そのほか速
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全国のチンドンマンがユーモアあふれる芸を競い合う「全日本チンドンコンクール」が4日、富山市で始まった。5日まで。
同市総曲輪のグランドプラザで開かれたオープニングセレモニーでは、プロ30組90人が、太鼓や鉦(かね)を打ち鳴らしながらにぎやかに開幕を告げた。その後、総曲輪通りと中央通りを練り歩いた。
チンドンコンクールは同市が戦災から復興した1955年、街を明るくしようと始まった。61回目の今回は、北陸新幹線の開業記念も兼ねている。
「花ふぶき一座」(宮崎県都城市)の宮田若奈さん(44)は「南から暖かい風を運んできました。お客さんに笑顔の花が咲くように頑張りたい」と話していた。神戸市から初めて訪れたという見物客の女性(63)は「それぞれ趣向を凝らしていて楽しい」と笑顔だった。
5日は予選を勝ち抜いたプロ8組による本戦が富山市新総曲輪の県民会館で行われるほか、松川べりで満開となった桜並木の下の練り歩き(雨天中止)や中心市街地でパレードが行われる予定。
岐阜市の柳ヶ瀬商店街などで4日、春恒例の「岐阜まつり」と「道三まつり」が始まり、市によると20万人の人出でにぎわった。
岐阜まつりは伊奈波神社などの例祭にあやかって始まったもので、同市若宮町の大通りを歩行者天国にし、りんごあめやチョコバナナ、金魚すくいといった出店が並び、家族連れらが楽しんだ。
市内の企業・団体などが担ぐみこしによる「みこしパレード」も行われ、県立岐阜商高吹奏楽部や市消防音楽隊の演奏と共に、27団体33基のみこしが約2400人に担がれ、祭りを盛り上げた。同市京町地区の子どもみこしを担いだ柴田隼輔君(8)は「3か月かけてみこしを作った。大勢の観客の前で担ぐことができて楽しかった」と話した。
まつりは5日も開かれ、甲冑(かっちゅう)の着付け体験なども行われる。
一方、岐阜市を国内外にPRする「ぎふ長良川メイツ」の6期生3人が決まり、委嘱式も行われた。今後2年間、イベントなどに出演して市の魅力を発信する。委嘱状を受け取った松尾香奈さん(21)は「鵜飼(うか)いの雄大さや美しさを全国の人にも見てほしい。頑張ってPRします」と話していた。
「福知山お城まつり」が4日、福知山市の市街地一帯で始まった。5日まで。
昨年は、2013年夏の花火大会会場爆発事故の影響で中止となり、2年ぶりの開催。本番前に、消防・警察・実行委が露店を回り、防火チェックを行った。
会場の一つ・広小路通りでは、市内の企業など12団体計420人が「福知山踊り」のパレードを披露。そろいの衣装を着た踊り手が福知山音頭に乗せて練り歩くと、詰めかけた市民が盛んにシャッターを切っていた。5日は、子どもたちに人気のアニメ「妖怪ウォッチ」のショーも開かれる。
北陸鉄道と大和ハウス工業金沢支社が金沢駅金沢港口(西口)に開発していた複合商業施設が完成し、4日に記念式典が行われた。ホテルやレンタカーの営業所が入り、北陸新幹線開業で増加が見込まれる観光客やビジネス客の獲得を狙う。
複合商業施設は昨年4月に着工。施設棟は鉄骨9階建て、隣接する駐車場棟は同4階建てで、延べ床面積は計約1万1300平方メートル。
1階には北鉄バス待合所とレンタカー営業所、コンビニ、2階には飲食店2店舗が入る。3~9階は126の客室がある「ABホテル」。約300台が収容できる立体駐車場など一部の施設は既に営業を始め、18日までに全店舗がオープンする。
北陸鉄道の加藤敏彦社長は式典で「新幹線開業で駅西にも新しい施設が増えてきた。観光やビジネスのお客さまにきちんと対応し、新たなにぎわい創出の拠点としたい」と話していた。
湖北の春の風物詩「長浜曳山まつり」(13~16日)を前に、今年と来年出番の曳山を入れ替える「曳山交替(こうたい)式」が4日、長浜市元浜町の曳山博物館前であった。
まつりは約400年前に始まったと伝わり、国が重要無形民俗文化財に指定。
曳山は13基あり、普段は地域の山蔵で保管されているが、次回出番の4基は同館で修理や展示されている。
今年の出番山は「猩々丸(しょうじょうまる)」、「鳳凰山(ほうおうざん)」、「高砂山」、「壽山」で、この日は子どもたちが太鼓、鉦、笛で演奏する「しゃぎり」が響く中、法被姿の男衆が「ヨイサー、ヨイサー」と威勢よく蔵から引き出し、地元まで巡行。その後、来年の出番山が搬入された。