社会そのほか速
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野田佳彦前総理が総理時代に総理専用車列に高齢運転者が軽自動車で逆走し、横をすり抜ける出来事があったことが野田氏の「かわら版」で紹介された。SPは「テロか」と緊張したそうだ。
自身のかわら版16日付けで紹介した。かわら版は政府が「75歳以上のドライバーが免許を更新する際、認知症の疑いがみられる場合、医師の診療を義務化する道路交通法改正案を10日に閣議決定した」ことに関連してのもの。
野田前総理は「宮中行事があり首相官邸から皇居に向かっている時、前後を警備車両にはさまれて総理専用車に乗っていると隊列に向かって逆走してくる車が突然現れた」という。そして「『すわっ、体当たりテロか』と予期せぬ事態に警視庁SPたちに緊張が走ったが、車は間一髪、横を通り過ごして行った。よく見るとシルバーマーク付の軽自動車で、ドライバーのお年寄りの顔も一瞬目に入ったが、平静というか無表情だった」そうだ。
野田前総理はこの体験から、道交法の改正は理解できるとしたうえで、高速道路での逆走をなくすにはそれだけでは不十分と提起する。その理由は「高速道路で発生した逆走事故の約3割は高齢者でないこと。逆走事故のうち認知症の疑いのあるドライバーは約37%で、健常者の事故のほうが多いこと」と指摘。
そのうえで「インターチェンジやジャンクションなど逆走が発生しやすい構造的な問題もあるのではないか。あるいは高速の出入口の路面標示の不備もあるのではないか」と総合的な分析が必要だとし、防止対策について「法案審議の際に十分検討したい」と実効を上げるために提案していく意向。(編集担当:森高龍二)