社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
土星の衛星エンケラドスに続いて、木星に4つある衛星のひとつ、ガニメデにも地下に海があると、米航空宇宙局(NASA)が12日発表した。
直径約5300キロという太陽系最大の衛星ガニメデは、独自の磁場を持ち、この磁場が木星の磁場とぶつかってオーロラが発生する。
独ケルン大学の研究グループがハッブル宇宙望遠鏡でガニメデのオーロラを観測した結果、磁場の影響によるオーロラの”ゆらぎ”がこれまでの予測よりも小さいことがわかった。ガニメデの内部にある塩水の存在が、オーロラの揺れ動きに影響を与えているものと推測している。
研究グループの試算によると、ガニメデの地下に存在する海は、地球の海の10倍近い深さの100キロに及び、その上は厚さ150キロの氷の層に覆われているという。
研究グループは「オーロラは磁場にコントロールされているため、オーロラを観測すれば磁場がわかる。磁場の研究を進めれば、ガニメデ内部についての研究にもつながる」と話しており、今回の研究成果が地球外生物の可能性をさらに広げるものとなったと期待を寄せている。