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1986年にインドネシアの日本大使館などに爆発物が発射された「ジャカルタ事件」で、警視庁公安部は13日、偽造旅券を使ったとして、偽造有印公文書行使容疑で、日本赤軍メンバー城崎勉容疑者(67)を再逮捕した。公安部は偽造旅券の入手経路を調べるとともに、日本赤軍の活動実態の解明を進める。
ジャカルタ事件は86年5月14日に発生。日米両大使館に迫撃弾が発射された。
逮捕容疑は同年、偽造された他人の旅券をジャカルタ市で使った疑い。
捜査関係者や米捜査当局によると、日本大使館に向け迫撃弾が発射されたホテルでは、チェックインの際に日本人名義の盗難旅券が使用された。旅券は城崎容疑者の顔写真に貼り替えられていた。日本側の捜査で84年にインドで盗まれたものだったことが判明している。
一方、東京地検は13日、ジャカルタ事件での殺人未遂罪で城崎容疑者を起訴した。現住建造物等放火未遂罪については処分保留とした。
起訴状によると、同容疑者は氏名不詳者らと共謀し、殺意を持ってホテル客室に設置した時限式発射装置で、日本大使館に向け金属製の爆発物2個を発射したとされる。いずれも人には命中せず、爆発もしなかった。
城崎容疑者は、77年の日航機乗っ取り事件(ダッカ事件)で超法規的措置により釈放され、96年にネパールで身柄拘束。米連邦刑務所で服役していたが、2月20日に米国から強制送還され、公安部が殺人未遂容疑などで逮捕した。