社会そのほか速
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[東京 15日 ロイター] – 経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長は15日、日銀の黒田東彦総裁は景気回復への支援で良い仕事をしたと評価する一方、金融政策には限界があると指摘した。記者会見で述べた。
また日本が停滞から脱することができれば、円は中長期的に上昇するとの見方を示した。
「(アベノミクスの)第1の矢は機能しているが限界もある。金融政策にできることには限りがある。構造改革は中央銀行の仕事ではない」と指摘した。
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[東京 15日 ロイター] – 前場の東京株式市場で日経平均は横ばい。前日の米国株はまちまちだったが、1ドル=119円台前半と円高方向に振れていた為替が重しとなり、序盤はさえない展開。年明け以降の株高をけん引していた医薬品や小売、食料品なども利益確定売りに押された。
もっとも下がれば押し目買いや日銀によるETF(上場投資信託)買い入れへの期待感が広がりやすく、底堅さを維持。TOPIXは小幅に続伸した。
ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)やKDDI(9433.T: 株価, ニュース, レポート)など通信株の一角が堅調だったほか、三菱UFJ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)やホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)など主力株が売り先行後に小幅高に転じ、日経平均は前日終値近辺でもみ合った。ドル/円JPY=EBSが119円台後半へと切り返したことも市場心理の安定化につながったという。
東海東京調査センター・チーフストラテジストの隅谷俊夫氏は「株価は引き続き高値圏にあるが、売り物がさほど出ず、売買代金も少ない状況が続いている。一方、中小型株にしっかりとした銘柄が目立ち、根強い物色意欲が支えている」との見方を示した。
午前11時に発表された一連の中国経済指標による影響は限定的だった。第1四半期GDPの伸び率は前年同期比7.0%と市場予想と一致したが、3月の小売売上高や鉱工業生産などは予想を下回った。市場では「中国景気が減速していることは確かだが、政策期待も根強い」(国内証券)との声が出ていた。
個別銘柄では、アイロムホールディングス(2372.T: 株価, ニュース, レポート) が続伸。同社は15日朝、100%子会社であるIDファーマ(茨城県つくば市)が国立感染症研究所とエイズ等感染症ワクチンの研究・開発に関する共同研究契約を締結したと発表し、材料視された。
半面、日揮(1963.T: 株価, ニュース, レポート) が反落。14日、2015年3月期の連結業績・年間配当予想を下方修正したと発表し、嫌気された。2015年2月期連結営業利益が一転して減益見通しになると発表したベスト電器(8175.T: 株価, ニュース, レポート)も売られた。
東証1部の騰落数は、値上がり718銘柄に対し、値下がりが991銘柄、変わらずが171銘柄だった。 続く…
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○構造変化への対応を誤ったことが売上低迷の原因
日本マクドナルドの、3月全店売上高は前年比29.5%減で14カ月連続のマイナスであった。昨年夏の使用期限切れ鶏肉問題や、1月に発覚した異物混入問題への対応の遅れが売上減少につながっているが、それだけではない。外食業界に起こっている構造変化への対応を誤ったことが、売上低迷の根本にある。
今の日本でハンバーガーが売れなくなったかというと、実はそんなことはない。1個1000円以上もするハンバーガーを販売する「KUA AINA(クア・アイナ)」など高級バーガー店は好調だ。低価格を売りに成長してきたマクドナルドはこの流れに乗れていない。
同じ現象は日本だけでなく、アメリカでも起こっている。価格は高いが、使用する素材にこだわる高級バーガー店「Shake Shack(シェイク・シャック)」がブームになっている。同社は2004年に誕生したばかりだが、既に9カ国に展開し、2016年中に日本にも1号店を出す計画だ。
○日本マクドナルドは、なぜ高級バーガーブームに乗れなかったのか?
日本マクドナルドは、なぜ高級バーガーブームに乗れなかったのか? 実は、2013年に日本マクドナルドが1000円バーガーを試験的に発売して話題になったことがある。高級バーガーへの需要が日本に生まれつつあることに気づいてはいたわけだ。ところが、こだわりバーガー路線を拡大することはできなかった。100円バーガーの店で、1000円バーガーを出しても消費者はすぐにはついて来ることができなかった。それがブランド戦略のむずかしさだ。
外食業や小売業には、それぞれブランド・イメージがある。「安くて手頃」の店で「高価なこだわりメニュー」を提供してもすぐには売れない。味や素材だけでなく、店のムードやイメージ全般を変えないと、顧客の評価は上がらない。
「安くて手頃」のイメージで急成長した会社が、次に高級路線を打ち出すことはよくあるが、なかなか成功しない。イメージは急には変わらない。時間がかかる。ただ、その成功事例もある。
○「セブン-イレブン」は10年かけてイメージの転換に成功
「セブン-イレブン」は10年かけてイメージの転換に成功した。コンビニエンスストアは最初、若者が手軽に外で食べるファースフードを提供する店として成長した。ところが、少子化時代を迎え、顧客ターゲット層を、若者から家庭食に転換する必要が生じた。…
経済協力開発機構(OECD)は15日、日本経済の成長を促すため、女性就労の増加や詳細な財政再建計画の策定を求める2015年の「対日経済審査報告書」を発表した。景気動向をめぐっては、14年4月の消費税率引き上げで経済成長が一時中断したものの「14年後半に成長が再開した」と分析している。
報告書は、急速に進む高齢化で、日本経済の中長期的な実力を示す「潜在成長率」が0・75%程度に押し下げられたと指摘。社会保障費が膨らみ国内総生産(GDP)に対する債務残高の比率が「OECD諸国で最高水準にある」と警告した。
*12:50JST 日経平均後場寄り付き&為替概況:日経平均は5円安、ファーストリテが冴えない
【日経平均は5円安、ファーストリテが冴えない】
12時49分現在の日経平均株価は、19902.86円(前日比-5.82円)で推移。日経平均は小幅ながら下げに転じて始まっている。ランチタイムの225先物は19900-19920円辺りでの狭いレンジ取引が継続。昼のバスケットは小幅に売り越しとの観測。円相場は1ドル119円60銭辺りと、朝方からはやや円安に振れて推移している。
指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク<9984>が引き続き堅調なほか、KDDI<9433>、ファナック<6954>がしっかり。一方でファーストリテ<9983>が冴えない展開に。セクターでは鉱業、空運、情報通信、保険、陸運が堅調。一方で、医薬品、パルプ紙、ゴム製品、その他金融、証券、倉庫運輸などが小安い。規模別指数では大型株指数のみがプラス圏で推移している。
【ドル・円は119円66銭付近、米国10年債利回りの低下などで上げ渋る】
ドル・円は119円66銭付近で推移。ドル・円は、米国10年債利回りが低下していること、東京株式市場が上げ渋る展開となっていることで上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.0625ドルから1.0654ドルで推移。欧州中央銀行定例理事会を控えて動意に乏しい展開。ユーロ・円は、127円11銭から127円24銭で推移。
12時49分時点のドル・円は119円66銭、ユーロ・円は127円18銭、ポンド・円は176円55銭、豪ドル・円は90円91銭で推移。上海総合指数は、4089.52(前日比-1.11%)で前引け。
《KO》