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[東京 15日 ロイター] – 前場の東京株式市場で日経平均は横ばい。前日の米国株はまちまちだったが、1ドル=119円台前半と円高方向に振れていた為替が重しとなり、序盤はさえない展開。年明け以降の株高をけん引していた医薬品や小売、食料品なども利益確定売りに押された。
もっとも下がれば押し目買いや日銀によるETF(上場投資信託)買い入れへの期待感が広がりやすく、底堅さを維持。TOPIXは小幅に続伸した。
ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)やKDDI(9433.T: 株価, ニュース, レポート)など通信株の一角が堅調だったほか、三菱UFJ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)やホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)など主力株が売り先行後に小幅高に転じ、日経平均は前日終値近辺でもみ合った。ドル/円JPY=EBSが119円台後半へと切り返したことも市場心理の安定化につながったという。
東海東京調査センター・チーフストラテジストの隅谷俊夫氏は「株価は引き続き高値圏にあるが、売り物がさほど出ず、売買代金も少ない状況が続いている。一方、中小型株にしっかりとした銘柄が目立ち、根強い物色意欲が支えている」との見方を示した。
午前11時に発表された一連の中国経済指標による影響は限定的だった。第1四半期GDPの伸び率は前年同期比7.0%と市場予想と一致したが、3月の小売売上高や鉱工業生産などは予想を下回った。市場では「中国景気が減速していることは確かだが、政策期待も根強い」(国内証券)との声が出ていた。
個別銘柄では、アイロムホールディングス(2372.T: 株価, ニュース, レポート) が続伸。同社は15日朝、100%子会社であるIDファーマ(茨城県つくば市)が国立感染症研究所とエイズ等感染症ワクチンの研究・開発に関する共同研究契約を締結したと発表し、材料視された。
半面、日揮(1963.T: 株価, ニュース, レポート) が反落。14日、2015年3月期の連結業績・年間配当予想を下方修正したと発表し、嫌気された。2015年2月期連結営業利益が一転して減益見通しになると発表したベスト電器(8175.T: 株価, ニュース, レポート)も売られた。
東証1部の騰落数は、値上がり718銘柄に対し、値下がりが991銘柄、変わらずが171銘柄だった。 続く…
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