社会そのほか速
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【ベルリン時事】ドイツ西部デュッセルドルフの検察は27日、独旅客機を意図的にフランス南東部のアルプス山中に墜落させたとみられるアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)の関係先を捜索した結果、病気のため、墜落日の勤務は不可能とする内容の診断書が見つかったと発表した。病名には言及しなかったが、深刻な心身の状態にありながら、操縦に当たっていたことが判明した。
南ドイツ新聞は、診断書は精神科医によって発行されたもようだと報道した。独紙ビルトは副操縦士が抑うつ症状のため、最近も医師のサポートを定期的に受けていたと指摘。恋人との関係で悩んでいた可能性も伝えており、動機も徐々に浮かび上がってきている。
独捜査当局は26日、西部モンタバウアーやデュッセルドルフの関係先で捜索に着手。副操縦士の病状や通院の事実を示す書類のほか、破られた状態の診断書が押収された。検察は声明で「副操縦士が病気について勤務先に隠していたと考えられる」と述べた。
【ベルリン時事】国連人権理事会(理事国47カ国)は27日、北朝鮮に対し人権侵害の停止や拉致問題の解決を求める決議を賛成多数で採択した。決議案は日本と欧州連合(EU)が共同で提出した。27カ国が賛成。反対は中国、ロシア、ベトナムなど6カ国で、14カ国が棄権した。北朝鮮は人権理に入っていない。
【ベルリン篠田航一、ブリュッセル斎藤義彦】独ジャーマンウイングス機の墜落で、仏独の検察当局は27日、機長を操縦室から閉め出し、意図的に墜落させた殺人容疑で、アンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)の本格捜査を開始した。デュッセルドルフの検察当局は27日、家宅捜索で押収した資料について「墜落当日直前に医師から出された複数の診断書があった。上司にはこの事実を黙っていたと思われる」と発表した。精神的な病に関する診断書とみられるが、これを会社に隠して勤務に就いた可能性がある。また、独紙ビルトは、副操縦士が2010年に米アリゾナ州で訓練を受けていた際、「操縦不能者」のリストに分類されていたと報じた。
ジャーマン社親会社のルフトハンザの26日の記者会見によると、ルビッツ副操縦士は08年、独北部ブレーメンにある育成施設で訓練開始後、自主的に数カ月間、訓練を中断した。これについて、ビルト紙はルフトハンザ関係者の話として、中断の理由は「心理的問題」だったと伝えた。
アリゾナ州での訓練はルフトハンザ航空学校で、10年7〜11月とみられる。08年以降、約1年半にわたり精神関連の治療を受けていたが、うつ状態もみられ、独連邦航空局に記載された副操縦士の資料には「定期的な医師による治療を受けていること」を示す記述があったという。うつ状態が原因で、訓練の上級段階に進めない状況も何度かあったが、副操縦士はその後適性検査に合格。13年9月に採用された。
一方、操縦士が飛行中に1人だけ残る時間を作らない「2人態勢」について、ルフトハンザのスポール社長は26日、捜査結果を待って検討する考えを示した。「2人態勢」は、独航空会社や空港運営会社などで組織するドイツ航空産業連盟が26日に導入を表明、英、ノルウェー、カナダの航空会社も検討している。
2人態勢については米連邦航空局が規則で定めている。同局が操縦室のドアの開閉について定めた規則は、「01年の米同時多発テロの結果」として制定されたことを示したうえで、各航空会社に対し「操縦士が2人の場合、1人が操縦室を離れた場合の手順」を定めるよう求めている。客室乗務員が代わりに操縦室に残り施錠する方法を具体例として示している。
独メディアによると、この規則はあくまで、テロリストの乗っ取りを防ぐためだが、米国の現場では励行されてきた。ただ、専門家は、操縦を知らない客室乗務員ができることには限界があるとも指摘している。
ロイター通信によると、ドイツ検察当局は27日、フランス南東部に墜落したドイツ機の副操縦士が会社に対して病気を隠していたと明らかにした。また、押収した文書の調査には数日かかるとの見通しを示した。
2015年3月27日、中国新聞網によると、日本メディアは成田空港で千葉県警成田空港警備隊の女性巡査部長が、空港内のトイレに実弾が入った拳銃や手錠を置き忘れたことが分かったと伝えた。
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報道によると、女性巡査部長は26日午前9時40分ごろ、関係者のみが立ち入ることのできるトイレの個室で拳銃や手錠、警棒などをベルトごと置き忘れた。それからおよそ10分後にトイレに入った警備員が装備を発見し、付近の警官に届け出た。拳銃や手錠、警棒などは、使用された形跡はなかったという。
成田空港警備隊の隊長は、「指導を徹底し再発防止に努めたい」と話している。(翻訳・編集/北田)