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【W杯 2014】貧困街に希望ともせ

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【W杯 2014】貧困街に希望ともせ

 粗末なレンガ造りの家に囲まれた体育館から、路地に歓声が響く。中をのぞくと、バスケットボールに夢中の子供たちを見守るように、壁にはサッカー・ブラジル代表元主将のカフーさんの姿が描かれていた。

  • カフーさんの壁画が描かれた体育館でボールを追う子供たち。約750人が、ここに通う。右上の窓から太陽がのぞく絵は、子供たちの明るい未来を表す財団のシンボルマークだ(ブラジル・サンパウロで)
  •  

      ブラジル・サンパウロ中心街の南約25キロにあるファベーラ(貧困地区)のジャルジン・イレーニ。カフーさんは、ここで生まれ育った。かつては国内で最も治安の悪かった地域だ。2002年の日韓ワールドカップ(W杯)で優勝したとき、カフーさんは「100%ジャルジン・イレーニ」と手書きしたユニホーム姿でトロフィーを掲げた。自らの出自を隠すことなく堂々と振る舞う姿に、国民は感動し、希望を見いだした。

    •   ファベーラでは、子供たちが犯罪に巻き込まれるケースが後を絶たない。ほとんどの学校が半日制のため、子供たちは時間を持て余しており、地元の犯罪組織に勧誘されるのだ。中には親に働くことを強要され、麻薬の密売に手を染めた子供たちもいる。このような状況を改善するため、カフーさんは04年に財団を設立。放課後、子供たちにスポーツや芸術を教えることで犯罪から遠ざける民間施設を造った。指導員のカルロス・マリアノさん(31)は「ここで学んだことが、子供たちの夢をかなえるきっかけになれば」と話す。

        リオデジャネイロでも、同様の施設の数は20を超え、更に増える予定だ。徐々に効果は上がっているが、まだまだ十分とは言えない。夜のファベーラで、麻薬で歯がぼろぼろになった13歳の少年に会った。現実は痛ましいが、いつか、ここから「次のカフー」が現れる。そう信じて活動は続く。

        写真と文 里見研
        (5月15日から6月10日に撮影)

      • 2002年の日韓W杯で、ブラジルが2大会ぶり5度目の優勝を飾った。トロフィーを頭上に掲げ大喜びする当時の主将カフーさん(横浜市で)

         

        • 約15万人が住むという国内最大のファベーラ、ホシーニャ(奥)近くにあるプールで水泳を習う子供たち(リオデジャネイロで)

           

          • アフリカ系住民が多いファベーラにある施設では、サーカスや音楽、ボクシングなども教えている。子供たちが練習の成果を披露してくれた(サルバドルで)

             

            • 路上で食事を受け取り、うつろな表情で食べる13歳の少年。週1回の炊き出しをする元麻薬組織のボスは「自分も5歳から麻薬を使い始めた」と語った(リオデジャネイロで)
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