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日本相撲協会は12日、昨年3月の春場所限りで現役を引退した琴欧洲親方(31)=本名安藤カロヤン、ブルガリア出身、佐渡ケ嶽部屋=が同日付で年寄「鳴戸」を取得し、襲名したと発表した。昨年1月に日本国籍を取得。日本人の大関経験者は引退後3年間、現役名のまま親方になれる規定により、ここまで後進を指導してきた。
相撲協会によると外国出身では高見山、小錦、武蔵丸に次ぐ4人目の年寄名跡取得者。「鳴戸」は2011年11月に急逝した先々代親方(元横綱隆の里)から継承した先代親方(元幕内隆の鶴)が、13年12月に年寄「田子ノ浦」を襲名。その後は空き名跡となっていた。〔共同〕