社会そのほか速
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大型補強に成功し、パ・リーグのV候補筆頭にも上げられていたオリックスバファローズに異変が起こった。3月14日に行われた広島とのオープン戦。その前の守備練習で、小谷野栄一(34)が左手親指付け根に打球を当て、そのまま試合を欠場。「長期化する怪我ではない」(チーム関係者)とのことだが、開幕前の最も重要な最終調整段階の時期の怪我である。これによって小谷野が開幕スタメンから外れる可能性も出てきた。
「これで、中島(裕之=32)の名前が再浮上してきました」(スポーツ紙記者)
同日、中島は5番三塁でスタメン出場したが、3打席で無安打。3打席目に四球を選んだところで代走を送られた。
オリックスは小谷野、中島以外にも、前DeNAのブランコ、FA市場の主役だった金子千尋の残留にも成功するなど、大型補強によって一気に優勝候補の戦力を有するチームになった。しかし、計算外だったのが、中島だ。
3年ぶりの日本球界復帰となった中島に期待する声は多かった。阪神や西武を交えての争奪戦になったことからもそれは窺い知れる。だが、5日の対ヤクルト戦とのオープン戦では、高いバウンドのゴロに合わせられず、内野安打を許す始末。打つ方でもいまだ快音が聞かれない。好守の主軸となるはずだったが、“13億円強の余剰戦力”に甘んじている。
「小谷野が間に合わないとなれば、三塁のレギュラーで使うでしょうね。小谷野にも申し訳ないが、中島の出番というか、働き場所がやっとできたというか…」(同)
中島の定位置は遊撃手だ。しかし、中島の体たらくを予感していたのか、キャンプ中は三塁、一塁の守備練習にまわされることも多く、この時点からスタメン落ちが噂されていた。
「理想をいえば、スタメンは固定したい。でも、いざというときのために複数ポジションを練習させている。中島がどこを守ることになるかは、小谷野との兼ね合い」
オリックス福良良一ヘッドコーチはそう語っていた。
そもそも、オリックスが遊撃手としての中島にオファーを出したのは、二塁の守備に入ることの多かったユーティリティープレーヤーの平野恵一が故障で開幕に間に合わないと伝えられていたからだ。三塁、もしくは一塁を予定して獲得したのは小谷野の方だった。しかし、平野に早期復帰のメドが立った。ここまで、中島は打てない守れないときていて、余剰人員となってしまった。小谷野の怪我がなければ開幕二軍も十分にあり得た状態だったのだ。…