社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
セーラー万年筆は3月末より、水や光に強い万年筆用カラー顔料インク「STORiA(ストーリア)」を販売する。
水や光に強い万年筆用カラー顔料インク「STORiA(ストーリア)」を販売
顔料インクを使用
同製品の特徴は、「超微粒子カラー顔料インク」を使用しているということ。通常の万年筆用インクには、なめらかに筆記ができ、目詰まりが少ない「染料インク」が使われる。一方、同製品は目詰まりしやすいが水に強いという「顔料インク」を採用。分子レベルの研究から生み出した超微粒子顔料を使用することで、欠点である目詰まりを解消した。
ブランド名の「STORiA(ストーリア)」はイタリア語で「歴史」「物語」という意味。それぞれのカラーには「幼いころに見た色あざやかで色あせない思い出」の象徴として”サーカス”をモチーフにしたビジュアルと色名がつけられている。
書き味は、にじみにくく裏抜けしにくい、濃くはっきりとした筆跡。はがき、日記、絵の具と一緒にイラストを描写する際など幅広く使用できる。色は全8色、希望小売価格は1,500円(税別)。全国のセーラー万年筆取扱店舗で販売予定。
ボーイズラブ(以下、BL)といえば、男性同士の恋愛を描く小説・漫画などのジャンル。あまり触れたことのない人でも、この名称や概要を知っている人は少なくないでしょう。では、そんなBLに”仕事現場”を題材とした作品が多いのはご存じでしょうか?
「BLと呼ばれる作品の数は、今や膨大。学園モノやファンタジー、歴史モノなど、題材も多種多様にありますが、その中で昔から人気で作品数の多い題材の一つに、仕事モノがあるのは確かです」
こう話すのは、BL関連書籍を多数編集する桜雲社の山本文子さん。特に一般企業を舞台とした”リーマンモノ”は多いのだとか。なぜここまで仕事モノがBL界を占拠しているのでしょうか?
「単にスーツ萌えや、『現代の社会人を登場させた時に、仕事をさせたほうが自然だから』といった理由はありますが、それ以外では『職業があるだけで、登場人物たちのキャラクターや関係性が表せる』のも大きな理由でしょうね。例えば、メガネをかけた弁護士というだけで『勤勉な人なのかな』と受け取れますし、元請けと下請けの社員が出てくればおのずと上下関係が分かったりしますよね。このように、過度な説明をつけずに人となりや、関係性を伝えられるのは大きいです」
また、「営業先の社員と出会う」「地方に出向になる」など、業務を通じて物語を比較的自由に展開できるのも理由なのではとのこと。舞台が学校の場合は、夏休みや修学旅行とどれも展開が似てきますが、「仕事モノ」の場合は職場ごとにさまざまなエピソードが挟めるため、似通った展開になりづらい。だからこそ、作品数が多く、読者の支持も集めやすいのかもしれません。
また、一口に「仕事モノ」と言ってもBLでは多種多様な業界、職種が描かれているそうです。
「アニメにもなった有名どころでいうと、『世界一初恋~小野寺律の場合~』(KADOKAWA/角川書店)の主人公は出版社の編集部員です。また元MR(医薬情報担当者)の社長秘書が主人公の『秘書の恋』(幻冬舎)という作品はMRの専門用語や小ネタが頻出するのが特徴です。更に漁師が主人公の『北の漁場』(二見書房)、テレビ制作会社のADとDの物語の『東京心中』(茜新社)、『交渉人は休めない』(大洋図書)は、タイトルのとおり交渉人が登場します」
もちろんBLなので恋愛が軸になっていますが、中には業務内容が詳細で、仕事の失敗や成功がストーリーに大きく絡んでくる作品も。特に小説は、漫画よりもワンシーンに割くスペースが少なく済むので、より具体的に描かれることが多いようです。
最初にも書いたように、作品数は膨大。舞台となっている職場も多彩なので、皆さんの仕事の参考にもなりそうです。意外にも共感できるストーリーが待っているかもしれません。
山本文子
『腐女子あるある』『腐女子語事典』など、オタク女性向けの書籍を多数制作する編集プロダクションの編集部員。『美術手帖』のBL特集にも登場している
(松本まゆげ+ノオト)
※この記事はシゴトサプリより提供を受けています
リスクモンスターは2日、「仕事・会社に対する満足度」の調査結果を発表した。調査期間は2014年12月20日~21日、対象は20~59歳の男女の有職者600名。
「仕事・会社に対する満足度」の調査結果を発表(画像はイメージ)
仕事を続けたい人は6割
今回で2回目の実施となる同調査。「仕事・会社に対する満足度」について、「今後も在籍する会社に勤めたいか」を尋ねたところ、63.8%が「勤め続けたい」と回答。「続けたくない」(36.2%)を大きく上回った。ただし、前回と比較すると、「勤め続けたい」人は5.5ポイント減少した。
「勤め続けたい」という回答の内訳を見ると、前回同様年代が上がるにつれて勤続意欲が強くなる傾向に。男女別では、女性よりも男性が「勤め続けたい」と考えていることがわかった。未・既婚別では、「未婚」(同56.0%)に比べ「既婚」(同71.7%)、15ポイント以上上回る結果となった。
「年収別」に勤続意欲を見ると、年収が高くになるにつれて勤続意欲が高まる傾向が見られる一方、「年収300万円未満」の場合で勤続意欲が低下する結果となった。20代や女性においては、「年収800万円以上」の場合、勤続意欲が低下する。業務の責任が伴うほどの高収入は、20代や女性にとって仕事の満足度を下げる要因となっているといえる。
「業種別」に勤続意欲を集計したところ、「今後も勤め続けたい」という回答が多かった業種は、「農業」「公務」「教育・学習支援業」であった。男女別に見ると、男性の勤続意欲が高い業種は「農業」「公務」「教育、学習支援業」、女性は「機械器具製造業」「電気・ガス・熱供給・水道業」「娯楽業」であった。
一方で、「勤め続けたくない」という回答が最も多かった業種は、「飲食店、宿泊業」「不動産業」「娯楽業」となった。
(画像は本文とは関係ありません)
最新技術を用いたユニークな採用活動を行っている企業「アドキャスト」。同社では今年の採用活動においてARアプリ「ARcube」を利用している。具体的には、同社の企業ロゴにARアプリ「ARcube」をかざすことで、同社の社員たちの登場する約1分半の動画を見ることができる。さらに、その動画を見終わると同社の社長へ直接電話がかけられる仕組みになっている。なぜ、このようなユニークな採用活動を始めたのか。同社の管理部 人事総務課課長 野出卓也氏と、同ARアプリを開発したプラージュ 代表取締役 磯浩一郎氏に話を聞いた。
左からプラージュ 代表取締役 磯浩一郎氏、アドキャスト 管理部 人事総務課課長 野出卓也氏
――まず、採用活動にARアプリを活用しようと考えたキッカケを教えて下さい。
野出:今の学生のスマホ使用率が9割程度と非常に高いということがあります。そうした中で、スマホアプリを使って会社を知ってもらいたいという想いがあったというのが第一にあります。そして、その中でもARというのは新しくて楽しめるものなので、発信力があると思いました。ARアプリの導入は、採用に結びつけるというより、まずは会社を知ってほしいというのがそもそものきっかけでした。
――”会社の認知拡大×ARアプリ”。アプリ上で提供するコンテンツはどのように決めたのでしょうか。
野出:従来のように、採用サイトやホームページを見るだけでなく、“動き”を取り入れたいと考えていました。さらに会社の中身を知ってもらいたいと考えたときに、”会社の中身=人”だったんです。なので、どういう人たちが働いているんだというのを動画を通して発信できればと思ったんです。
――実際にアプリを開発した磯さんに聞きたいのですが、会社や人材紹介にARアプリを使うと聞いたとき、どう思われましたか?
磯:第一印象として、ものすごくおもしろいなと思いました。これまでARアプリは、販促目的やエンタテイメント系の用途に活用されることが非常に多く、こういったカタチの取り組みは初めてだったので。
――ARcubeの特徴を改めて教えて下さい。
磯:そうですね。このアプリの特徴のひとつとして、どんなものでも“マーカー”にできるということが挙げられます。QRコードなどはいらず、印刷したものにマーカーを付けられるというのが特徴ですね。マーカーの入ったロゴをつくるのも簡単で、今回のアドキャストさんの場合も、もともとのロゴにマーカーを付けています。
――ARアプリに対応したロゴが印刷された資料は、いつ頃からどういったところで配る予定なのでしょうか?
野出:3月から弊社のセミナーに来てもらった学生さんたちだったり、合同企業説明会に来場されて、弊社に興味を持った人に配布を考えております。
――ちなみに、ARの読み取りは名刺のロゴからでもできるんでしょうか?
野出:もちろん、名刺からでも可能です。今回の試みは、採用活動に限ったことだけでなく、お客様や、取引先に対しても、弊社にどういう社員がいるのか知っていただける良い機会だと思っています。採用活動という点でのメリットは、自分からアクションを起こす人かどうかを見分けられるという点ですね。なんとなく会社概要や採用情報を見たり聞いたりするだけでなく、アプリをインストールして、なおかつかざして見なければならない。こういった一種のハードルがあることで、より意識が高い人に集まってもらえるのではないかと考えています。
――ARcubeが採用活動に使われるというのは今回が初めてということでしたが、どういったところに注力したのでしょうか。
磯:機能的には従来どおりでした。このARcubeには、3Dグラフィックが表示された後に動画が流れて、最後に電話にリンクするという機能があるのですが、採用活動にこれを取り入れて、かざしてすぐに社長に電話がかけられるというのは画期的だと思っています。
野出:情熱のある学生さんだったらすぐに電話して社長に会いに行こうよって(笑)。結局、最近の傾向として、受け身の学生さんが多いので、自分から行動するんだったら「一緒に働こうよ!」「じゃあ社長に会おうよ!」と。そんな情熱のある学生さんと弊社としても出会いたいなと思っているんです。
――学生さんに対して”新しいことにチャレンジする会社”というイメージを与えることができますね。こういったユニークなチャレンジをすることで、競合他社との差別化にもつながりますか?
野出:そうですね。差別化をポイントに考えています。やはり、新しいことはどんどん取り入れていかなければいけないですし、我々も人気業界ですから、常に一歩先を行くスタンスで考えています。
――業界的にもネットをうまく活用したり、新しい技術を取り入れることがトレンドになっているのでしょうか?
野出:そうですね。最近はそういった傾向でもありますが、まだまだアナログなことも多いですよ。ですから、会社の理念にも”業界変革”というのがあり、今回のARcubeとのコラボレーションもその一環なんです。こういった新しいことを取り入れていきたいと思っています。
――今回のコラボレーションによって、ARcubeの使い方や活用方法に新たな広がりが生まれたのではないでしょうか。
磯:そうですね。今回実装した機能のほかにも不動産業界で活用したら面白いのではなかと思う機能として、マーカーを読んだときに、室内が360度見えるようする機能などもあります。また、これはこの業界に限ったことではないのですが、スタンプラリーのようなことをこのアプリを活用して行うこともできます。ほか、管理画面も用意していますので、動画の再生回数や再生された場所の位置情報や時間、端末の種類なども把握することができるようになっています。
――ところで、このアプリから社長と直接電話できるということでしたが、本当なのでしょうか。
野出:本当ですよ。社長が出ます。ただ、かけてくる方が増え過ぎたら考えますが(笑)。
――今回の試みは今年が完全に初めてということですが、評判がよければ来年もと考えてはいらっしゃいますか?
野出:もちろんです。もうちょっとバージョンを上げてぜひ。他の企業も後を追ってくると思いますので、それよりも上のものを目指したいです。
――次の構想としてARでやってみたいことはありますか?
野出:3D映像をもうちょっと長くしたり、音が出たり、しゃべり出すような機能を取り入れたいですね。社長の3Dキャラクターをつくって、それがしゃべり出す機能をつけて、バーチャル上で会話できるようになったら面白いですよね。
このロゴにアプリをかざすことで動画を見ることができる
――最後に、今後の会社の方向性について一言お願いします。
野出:人を軸として、テーマは“新しいこともどんどん取り入れて楽しくやっていきましょう。”ということですね。それが我々のカルチャーでもありますので、そういったものを積極的に打ち出していきたいと考えています。
磯:ARcubeについては、今、解析の機能に力を入れています。どれぐらいコンバージョンがあるのかなど、そういった点についても管理画面でクライアントさん側で測れるようにバージョンを上げていきたいと思っています。
――ありがとうございました。
「誰でも先生に、誰もが塾生になれる」というユニークな市民講座「生涯楽習・上田自由塾」が長野県上田市で今年発足10周年を迎えます。行政のお仕着せになりがちな生涯学習から離れ、市民自ら教え学ぶ場として自主運営で開く延べ200余講座は3000人近い受講者で盛況。地域での学びの在り方をあらためて考えさせる例として、各地から問い合わせも来ています。
互いに「教え学ぶ場」という発想
[写真]蕎麦教室で実演する講師の酒井佐平さん
上田自由塾は毎年4月開講、各講座は翌年3月まで毎月1~2回開きます。(1)音楽、文学、語学など、(2)アート、園芸、手工芸など、(3)料理、着付け、パソコンなど、(4)健康、スポーツの4分野。2015年度は103人の市民講師がエントリーしています。
受講料は1回500円と手ごろです。講師への謝礼と運営費は受講料から分け合い、行政の補助金はありません。市は公民館などの公的施設を講座の会場として無料で貸し、側面から支援しています。
自由塾の活力の源は、2005年のスタート時にあります。上田自由塾の塾長、山口忠久さんによると、2003年に市教委の呼びかけで生涯学習のあり方を探る市民の懇話会が設けられ、2004年に独自の運営方針を市長に提言しました。そのコンセプト(基本的な考え方)は、(1)講師を一般募集する。誰でもやる気があれば講師になれる、(2)自由塾の運営は、民間主導とする――などでした。それまで生涯教育では一般的だった見知らぬ専門家の講師を招くなどのお仕着せではなく、市民同士で互いに「教え学ぶ場」をつくりだそうという発想の転換があったのです。
このため、運営方針では「市民参加型の生涯学習社会の構築」「学ぶ生きがいだけでなく、教える生きがいの場も提供する」「年齢制限はしない。すべての市民を受け入れ、世代間交流を図る」などを明確にしました。
“平成の寺子屋”を根付かせたい
上田自由塾発足から中心的に関わってきた山口塾長は、2005年1月の講師募集スタートを前に当時の信濃毎日新聞の記事中で「市民の力で上田の地に“平成の寺子屋”を根付かせたい」と話しています。
自分たちがつくりだす講座への市民の関心の高まりは受講生などの推移にもはっきり。前期と後期に分けて集計していた2005年度の受講生は前期347人、後期556人、翌06年度は通年度で741人でしたが、10年度には2160人へ急上昇。14年度は2718人に達しました。講座数も当初の50前後が2014年度は204講座に。講師も当初の50人前後から現在は100人態勢です。
講座は、なぎなた教室、フラダンス、ヨガ、茶道教室、お手玉教室、かご作り、パン作りや、「簿記に挑戦してみませんか」「藤沢周平に学ぶ」「筆跡から歴史上の人物像と時代背景を探る」「古典絵巻・絵本を読む」など多彩。プロに近い実績や長年の経験を反映した内容で、講座を10年続けている講師も10人近くいます。また、10年間受講を続けている人も40人以上に上り、同じ地域で先生と生徒の関係を持つきずなをうかがわせます。
塾生「学んだ英語で海外行きたい」
[写真]「うまいなあ」。山盛りの自作そばを楽しむ受講者
「誰でも先生」の実際の講座を見てみました。2月24日に上田市上野が丘公民館で開いた「楽しい蕎麦(そば)教室・初級」。講師は元農協職員でそば打ち20年、人に教えて14年の酒井佐平さん(60)。昨年から続いた講座のこの日の受講者は中高年の男女8人。「どんなに腕が良くてもそば粉が良い状態でなければだめだね」「そばの太さは1~1・2ミリぐらいがうまい。あまり細くしないように」などと話す酒井さんの指導で懸命にそば粉をこねます。慎重に打って、包丁で切る場面では思わず汗がにじみ、手が震えるほどの緊張も。
参加した男性は「自宅でそばを打って家族に喜んでもらえるのがいいね。昨年末は年越し用に冷蔵庫から出したそば粉をすぐ打ったらバラバラになって失敗。常温に戻す手間を忘れていました。2回目は成功したよ」とうれしそうでした。
[写真]英語の講座で助言する永島千絵さん(右)
2月17日に上田市大手町自治会館で開いた「やりなおし基礎英語」の講座は、若い女性から中高年の男女まで14人が受講。英検1級で長野県の通訳案内士の資格を持つ講師の永島千絵さんは、1日にクラス別に5講座を持つほどで、事務局によると英語講座の人気は高いといいます。
受講した経営コンサルタントの男性(73)は「記憶力は落ちたが、理解力は年齢とともに高まっているので、講座が新鮮です。そのうち海外に行ってみたいですね」と話していました。
全国の自治体から問い合わせも
上田自由塾のホームページは、「教えることの楽しさ、大変さが分かることも生きがいではないでしょうか。学歴、職歴、年齢などの制約は一切ない」とうたっています。開塾10周年の記念誌に寄稿した母袋(もたい)創一上田市長は「教えたいものが教え、学びたいものが学ぶという自由な気風が市民に受け入れられた」とこの10年の取り組みを評価。事務局にはこれまでに全国の自治体などから5、6件の問い合わせもありました。
それでも、「玉石混交の講座構成になるのでは?」。その疑問に答えるのが「受講生10人以上の支持」の原則です。「私にやらせて」と手を挙げても、その講座の受講希望者が10人以上にならなければ講座が開けないことになっています。事務局が介入することなく市民のチェックが働く絶妙のシステムです。山口塾長は「一主婦でも講師になって評価されることができる。受講生と講師の、市民同士の信頼関係で成り立っているのが自由塾なんです」と話しています。
(高越良一/ライター)
本記事は「THE PAGE」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。