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企業再建の経験伝える

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高橋洋 59 スカイネットアジア航空社長

 

 <地味な作業に明け暮れる>

  •   「銀行は帰れ」

      埼玉県浦和市(現さいたま市)で、訪問先の工場の従業員から怒号で迎えられました。日本開発銀行(現日本政策投資銀行)に入り、初めて出張に出かけた時のことでした。

      私は経営不振に陥った企業を再建する部署に配属され、担保の状況を調べる担当をしていました。埼玉の工場へはわずかな備品や機械を確認するために行ったのですが、労働争議で閉鎖されていました。結局、目的を果たせず帰りました。

      この経験のせいか、その後も出張というと結構、緊張します。

      部署内にはかなり年上の先輩が多く、20代は数えるほどでした。再建のシナリオを描くのは先輩の役割。私の仕事は地味で、担保物件を記録したファイルを100冊かき集めて調べても、1億円分にしかならないこともありました。

      都市開発や原子力発電所の建設といった大型案件の融資を扱う部署で働く同期もいました。それに比べて自分は随分出遅れた、と感じました。

      以降も、銀行員としてギリギリの状況にいる会社の支援をする仕事をしていくことになります。

     <そごう支援に奔走>

      ドイツに3年弱駐在して帰国した直後、百貨店「そごう」の支援を担当するように命じられました。阪神大震災により、そごうはグループの利益の半分を稼ぐ神戸店が大打撃を受けました。神戸店の再開が震災復興のシンボルになっていました。

      メインバンクだった二つの金融機関だけではとても支え切れない状況で、再開に向けて融資をしないという選択肢はない。しかし、貸してしまうと返済にありえないほど長い期間がかかるという試算もあり、頭を抱えました。

      ほかの金融機関を回って支援に力を貸してくれるよう頼みましたが、様子見のところが多く、話がなかなか前に進みません。バブル経済の崩壊で、金融機関も人も驚くほど自信を失ったことに改めて気づかされました。

      結局、そごうがほかの融資より優先して返済するという取り決めを関係者間で結んで、何とか融資を実行し、神戸店は再開にこぎ着けました。

     <航空業界に>

      スカイネットアジア航空も支援先の一つでした。以前、新興航空会社エア・ドゥの副社長だった銀行の先輩に頼み込んで、スカイネットの社長になってもらったことがありました。社長になるよう持ちかけられた時は、運命を感じました。企業再建に携わってきた自分の経験を伝えられるいい働き場所だと考え、転身を決意しました。

      九州・沖縄を拠点にしている国内線の会社ですが、近距離のアジアと九州を直接結ぶのが目標です。本社がある宮崎は、地元の方々の人柄が良く、若い社員たちと苦楽を共にしていくのは本当に面白いです。(聞き手・戸塚光彦)

     

      《メモ》 1977年東大法卒、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行。2011年6月からスカイネットアジア航空社長。スカイネットは宮崎市を拠点に02年に運航を開始し、宮崎―羽田など九州を中心に国内8路線を展開する。便名などでは「ソラシドエア」と呼ばれる。04~07年は旧産業再生機構による支援を受けたが、全日本空輸との業務提携などで盛り返し、13年3月期で創業以来の累積赤字を解消した。

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