社会そのほか速
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三菱重工業は4日、同社発祥の造船事業を抜本的に再建するため、長崎造船所(長崎市)の主要部門を10月1日付で分社すると発表した。中国と韓国の造船大手との競争で苦戦が続いており、迅速な経営判断をできるようにして合理化も進める。
香焼(こうやぎ)工場で手がける液化天然ガス(LNG)船などの民間向けの造船事業は、10月に設立予定で船体のブロックなどを建造する新会社と、既存の造船子会社に引き継ぐ。民間向けの造船事業に携わる社員約1100人のうち、約600~700人は2社に移る予定という。残りは、他部門への配置転換などを検討する。
ただ、防衛省向けの艦船を手がける本工場は引き続き、本体に残す。
円安で中国や韓国勢に対する価格競争力は高まっているが、「中韓勢にいずれ技術も追いつかれる」(同社関係者)との危機感は強く、分社化を決めた。