社会そのほか速
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震災の津波で同市北上町の自宅近くに住んでいた長男純一さん(37)の息子の帆高君=当時(10)=と娘の杏慈ちゃん=当時(7)=、きょうだいを迎えに行った成子さんが犠牲となった。「3人の遺骨を前に悲嘆に暮れる毎日だった」と振り返った。
復興に向けて住民の意見を集約する北上地域まちづくり委員会の会長を務めるなど忙しく活動し、気持ちを紛らわせてきたという。「身内を失った私たちにとって震災は消えない傷跡だが、明るい希望を見いだせることが必ずあるはずだ」と語った。
式典を終えて間もなく、純一さんから「妻が女の子を出産した」と携帯電話で連絡が入った。佐藤さんは「孫の命日にまた孫が生まれ、『こんなことがあるのか』と思った。無事に産まれて良かった」と話した。
追悼式には市民ら約1000人が参列した。亀山紘市長は「これからも険しい道のりが続くが、誰もが住み続けたいと思える、魅力ある街に復興・発展させることを誓う」と式辞を述べた。