社会そのほか速
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死亡が確認された登米市米山町中津山の鈴木春辰さん(20)は、船主の最知進市さん(37)=南三陸町歌津=のおい。1カ月ほど前に同市内の工場を退職し、海の男の仲間入りをしたばかりの新米漁師だった。
鈴木さんと工場で同僚だった会社員男性(60)=登米市=は「船に乗りたいと工場を辞めた。物静かでまじめ。すらっと背が高く、美男子だった」と突然の悲報に驚きを隠せない様子。
乗組員3人のうち、最知さんと乗組員吉田太一郎さん(34)=気仙沼市神山=の行方は今も分からず、家族や仲間が眠れぬ夜を過ごした。
漁協事務所には17日夜、仲間の漁師や職員らが駆け付け、「早く見つかって」「無事でいてほしい」と2人の安否を気遣った。
吉田さんは気仙沼市神山の仮設住宅に暮らす。同居する姉によると、母親や姉妹らと6人暮らし。17日午前2時ごろに自宅を出て漁に向かった。姉は「とにかく心配」と無事を祈った。
最知さんは約10年前に亡くなった父親の後を継いだ。「刺し網漁が好きで、タラ漁に取り組んでいる」と話していたという。
最知さんの漁師仲間で同町の三浦達也さん(58)は「(最知さんは)若手漁師の有望株。どういう状況でこうなったのか。無事でいてほしい」と願った。