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[フランクフルト 10日 ロイター] – 調査報道のニュースサイト「インターセプト」は10日、米中央情報局(CIA)の調査担当者らが、米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」やタブレット端末「iPad(アイパッド)」のセキュリティーシステムに、数年間にわたり不正侵入しようとしていたと報じた。
米国家安全保障局(NSA)の監視活動を暴露したエドワード・スノーデン容疑者から入手した機密文書に基づいた情報だとしている。
同サイトによると、CIAの調査担当者が、アップルの配信サービス「アップストア」で提供されるプログラムを監視するため、アップルのソフトウエアアプリケーション開発ツールである「XCode(エックスコード)」の修正版を作成した可能性があるという。
ただ、調査担当者がアップルの暗号化コードを解けたかどうかについては明らかにしなかった。
アップル製品のシステムへの侵入の試みは2006年に開始した可能性があり、同文書は06年から13年までの活動に関するもの。
また、この活動は、米政府が英情報機関の調査担当の支援を得て「国内外の通信製品」にハッキングする極秘プログラムの一環として行われ、米グーグル(GOOGL.O: 株価, 企業情報, レポート)の基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した携帯電話端末も対象となっていたという。
CIAからのコメントは得られていない。
アップルの広報担当は、報道内容については回答を控えたが、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が昨年発表した声明を示した。クックCEOは声明で、アップルが「自社製品やサービスへのアクセスを政府機関に提供したことは一度もないということを明確にしたい」とし、また「サーバーへのアクセスを許可したことはなく、今後もない」と強調している。
ニュースサイト「インターセプト」はこれまでもスノーデン容疑者から得た文書に基づいた報道を行ってきた。スノーデン容疑者に面会して米政府の監視活動をいち早く報じたグレン・グリーンウォルド記者らが編集者を務めている。
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