社会そのほか速
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兵庫県洲本市の民家で男女5人が刺されて死亡した事件で、兵庫県警に逮捕された無職平野達彦容疑者(40)=殺人容疑で送検=の弁護人を務める高木甫弁護士が11日の接見後、神戸新聞社などの取材に応じた。主なやりとりは次の通り。
【図】複数が犠牲 最近の主な殺人事件
-どんな話をした?
「接見の具体的な中身については申し上げられません」
-被害者については?
「そのことについても一切明らかにできません」
-容疑者の表情は。
「落ち着いています」
-話はできている?
「できています」
-話していて、おかしいな、受け答えが怪しいなと思われる部分はある?
「接見の具体的な内容、中身、受け答えについての私のコメントは現段階では控えさせてください」
-容疑者の印象は?
「ごく礼儀正しい青年というか、青年と呼ぶにはお年を召しているけども、ごく礼儀正しい人柄だと」
-「疲れている」とか言っていない?
「ごく普通に淡々と接見に応じていただけているという感じ」
-容疑者が何か伝えたいとは?
「一切、今のところ、その中身について明らかにできない」
-被害者についてどう思っているか教えていただきたい。
「もう少し正確に言うと、『今回の事件のことについては、裁判になるまで一切語るつもりはない』と話しており、黙秘の状況です」
-裁判になるまで語るつもりはないのか。
「捜査官に対しては『話すつもりはない』と(言っている)」
-黙秘の理由は?
-「黙秘権があるのに、理由がいるんでしょうか」
-例えば「(警察を)信頼できないから」とか?
「理由はありません。また、こちらの方からも聞きません」
-インターネットに被害者を中傷する記事を書いたとは?
「先ほどから申しておりますように、具体的な接見状況、その中身については一切お話しするつもりはありませんし、お話しできないというふうに思っております」
-聞きたいことは容疑者に聞けている?
「どういう形で今後の手続きが進んでいくのかの説明とか、事件に関する概括的な質問は行っております」
-公判まで黙秘するということか?
「本人は今のところ、『裁判ですべて明らかにします』と答えているということですから」