社会そのほか速
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2013年12月に閉園した猿のテーマパーク「日光猿軍団」(栃木県日光市)が「日光さる軍団」と名称を改めて復活することになり、18日、同所で記者会見が開かれた。
今回の復活劇は、間中敏雄校長(66)が率いた「日光猿軍団」を、“反省ポーズ”で知られる「太郎次郎」の猿回し師・村崎太郎氏(54)が2代目校長として引き継ぐ形で実現。会見で、4月29日にオープンすることが発表された。
日本を代表する猿芸2大巨頭の“連携”は当初、厳しいと見られてきた。村崎氏は「ライバル同士。会話するのも10年に一回あるかないかの仲だった」と正直に明かす。
それでも、13年8月に「日光猿軍団」の解散が明らかになると、これを惜しんだ村崎氏が間中氏の元へ約50回通い、口説き落とした。間中氏は「せっかく作った『日光猿軍団』を継いでもらいたいという思いも強かった」と説明。復活が決まったのは、今年1月だったという。
演目は、従来の「お猿の学校」に加え、「お猿の警視庁」「お猿の笑点」などで、1回公演約40分(大人1500円・子供800円)。公演には「太郎次郎」一門の猿約20匹が出演する。「日光猿軍団」の猿たちは「予定通りゆっくりしています」(間中氏)と出演予定はない。
間中氏は、公演中に着ていたトレードマークの赤ジャンパーを村崎氏に託すと号泣。「頑張れ」と激励した。
ただ、村崎氏は間中氏を“隠居”させたくはないようだ。「前校長(間中氏)にも(公演に)出ていただくよう交渉しています」と明かした。
両氏によれば、国内の猿芸を管轄する「日本猿芸協会」を近々、発足させる予定。間中氏が初代会長に就任する。
また、間中氏は中国・山東省に「日光猿軍団」の中国版を5月1日にオープン予定。かつての“名物校長”はまだまだ忙しそうだ。
会見には、東京と地元・栃木から約40人の報道陣が集結。テレビはNHKとキー局4社が駆けつけ、フジテレビは木下康太郎アナウンサー(29)を送り込むなど、関心の高さがうかがえた。