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2015年3月16日、ログバー社は米国テキサス州オースティンで開催されている音楽・映画・インタラクティブの祭典『SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)』で指輪型ウェアラブルデバイス『Ring』の最新版『Ring ZERO』を発表し、同日にAmazonで先行予約を開始した。
『Ring ZERO』は初代に比べて、格段にジェスチャー認識の精度が向上したという。
■ 初代『Ring』から性能がアップした指輪型ウェアラブル
『Ring ZERO』は、人差し指にはめる指輪型ウェアラブルデバイスだ。
指を動かすジェスチャーだけで、Bluetooth接続されたスマートフォンのアプリをリモートコントロールできる。指のジェスチャーというのは、空中に絵文字やアルファベット、数字を描く動作であり、この動きを『Ring ZERO』に内蔵されたセンサーが認識してスマートフォンに送信する。
その結果として、照明やテレビなど家電品のスイッチを入れたり、スマートフォンで音楽を再生したり、SNSへ写真をアップロードしたりするなど、事前に登録しておいた様々な遠隔操作を可能にする。
また、『Ring ZERO』のユーザー同士であれば、指先を向け合って動かすだけで連絡先の交換などができる。事前に動作と操作内容を登録したりカスタマイズしたりするには、スマートフォンの専用アプリを使用する。対応しているスマートフォンは、iPhone 6、iPhone6 Plus、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5、iPhone 4sとなっている。
『Ring ZERO』にはジェスチャー認識エンジン『Maestro』が搭載されており、旧モデルに比べてジェスチャーの認識率が300%向上し、反応速度も10倍高速になったため、より簡単に操作できるようになったとしている。
■ 初代『Ring』のリベンジ成るか
『Ring ZERO』が初代『Ring』から進化したのはジェスチャーの認識率といった性能だけでなく、重量も約3分の1に軽量化されている。色はShiny WhiteとMatte Blackの2色で、サイズはS(内径19.0mm、重量4.6g)、M(内径20.6mm、重量5.0g)、L(内径22.2mm、重量5.4g)の3種類となっている。
発売されるパッケージには『Ring ZERO』本体の他に、バッテリーチャージャー、USBケーブル、サイズ調整器具が同梱される。
すでにAmazonで予約販売されているが、発送開始は2015年4月30日の予定だ。初代『Ring』はデザイン変更や出荷の遅延、また、サイズが大きすぎたことやジェスチャーの認識率の低さで批判を浴びた経緯があるが、『Ring ZERO』ではリベンジと成るだろうか。
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