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2015年03月08日 11時08分
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20150308/20150308-OYT1I50002-L.jpg
※新工法を開発した井沢さん(パソコンの画面はシールドマシン)=菊政哲也撮影
首都高速中央環状線が7日夕、全線開通した。
日本最長の道路トンネルとなった「山手トンネル」(全長約18・2キロ)の最後の開通区間になった大橋ジャンクション(JCT)―大井JCT間(約9・4キロ)の一部工事には、国内初の最新工法が導入された。
「ヒントはサンダーバードに出てくる『ジェット・モグラ』だった」。新工法を開発した大林組の技術者、井沢昌佳さん(46)はテレビのSF人形劇から着想を得たという。
地下トンネル工事では通常、まず縦穴を掘り、そこに巨大な回転式のカッターがついた「シールドマシン」を下ろしてから水平に掘削する。
サンダーバードのジェット・モグラは、地面に対して斜めにドリルを突き立て、そのまま地中に潜り込む。井沢さんは「縦穴が不要になれば、工期を大幅に短縮できるのではないかと考えた」と振り返る。
井沢さんのチームは2003年4月、開発に着手。シールドマシンは、カッターのある前部が重いためバランスが悪く、一定の角度を保って斜めに掘り進むのが難しかった。
そのため、重心が真ん中にくるよう、メーカーとともに改良と実験を繰り返した。
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引用元:YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/20150308-OYT1T50020.html
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