社会そのほか速
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身動きが困難なほど混雑する通勤・通学の電車内で、卑劣な痴漢の被害に遭う女性は多い。
そのため、埼玉県警は痴漢に証拠の目印を簡単につけて立件しやすくする“新兵器”を開発したが、
インターネットでは効果に期待する人と冤罪(えんざい)助長を懸念する人で賛否両論。
痴漢も冤罪もなくす方法の議論が続いているが、なかなか決定打にたどりつけない。
◇
埼玉県警の新兵器は、マスコットキャラクターのポポ美ちゃんが赤い×印を掲げ、
「さわらないで!」と警告する姿を描いた直径2.5センチの「チカン抑止シール」だ。
http://www.sankei.com/images/news/150306/prm1503060013-p1.jpg
県内の全鉄道の安全を守る県警鉄道警察隊が痴漢の撲滅を目指して4000枚作製し、
2月から無料配布している。携帯電話などに張りつけて強い警戒心をアピールし、
痴漢の接近を防ぐことが狙いだという。
しかし、本格的に効果を発揮するのは実際に痴漢に遭ったときだ。
まず最初に、痴漢と思われる人物にシールが見えるようにして警告。
それでもやめなければ、二層構造になっているシールの表面をはがす。
すると、大きな×印の赤インクが表れるので、痴漢の手に押し当てる。
これによって、痴漢の手には動かぬ証拠が残る。
インクだけが決め手となるわけではないが、犯人の特定や摘発に役立てることが可能だ。
被害女性も恐怖や気恥ずかしさに耐えて大声を上げる必要がない。
東京新聞や読売新聞がこれを伝えると、ネット民は即座に反応。ツイッターや掲示板などに
多様な書き込みが行われ、肯定派は早速、「これは痴漢の証拠になるね」「すごい考えやな」
などと称賛のコメントを書き込んだ。
だが、否定的な意見もみられた。
「これをつけるのは勇気がいるな。自意識過剰と思われそうだし」と、女性のデリカシーを気遣う意見のほか、
「シールを張っていない女性は触っていいと思うやつが現れるんじゃないか」という暴論も。
最も多かったのは、冤罪発生への懸念だ。
「不愉快に感じたオヤジにつけて痴漢を捏造(ねつぞう)するやつが出るに違いない」
「冤罪を作り放題だな」「気の弱い人がお金を脅し取られそう」などと不安は膨らむばかり。
(以下省略)
http://www.sankei.com/premium/news/150306/prm1503060013-n1.html