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中央環境審議会が「国内希少野生動植物種」への指定を答申したクロイワトカゲモドキ(自然環境研究センター提供)
中央環境審議会(環境相の諮問機関)の自然環境部会は23日、「国内希少野生動植物種」に41種を追加指定するよう答申した。指定するのは、奄美・琉球地方に生息するクロイワトカゲモドキなどの爬虫(はちゅう)類と植物、小笠原諸島に分布するオガサワラナガタマムシなどの昆虫類と陸産貝類。環境省は今後、関連政令を改正する方針で、国内希少種は計130種となる。
西アフリカのリベリアでは、今月中旬まで4週間ほどエボラ出血熱の新たな感染が報告されていなかったが、同国保健予防省は20日、44歳の女性が新たに発症したと明らかにした。
エボラ出血熱が猛威をふるう西アフリカのリベリアでは、今月初めに58歳の女性患者が退院したのを最後に、28日間にわたって新たな感染者が出ておらず、同国保健予防省は「4月末までに新しい患者がでなければ終息宣言を行う」と公表していた。
しかし同省は20日、首都モンロビアに近い西部のコールドウェル自治区で、44歳の女性が発症したことを明らかにした。この女性は入院先の医療施設で治療を受けており、同国の感染対策チームは感染歴がある人物との性交渉が感染経路である可能性が高いとみている。
一方、世界保健機関(WHO)は今月18日現在で、エボラ出血熱に感染した患者が世界中で2万4701人、このうち死者については1万194人に達したと発表した。
西アフリカの流行3カ国に関する内訳を見ると、ギニアで感染者が3389人、死者が2224人、リベリアでは感染者が9526人、死者が4264人、シエラレオネでは感染者が1万1751人、死者が3691人となっている。
オウム真理教の元信者・高橋克也被告の裁判は、23日から被告人質問が始まりました。高橋被告は「就職後、やりがいを感じず、生き方の根底に迷いが生じた」などと述べています。
高橋克也被告は地下鉄サリン事件など4つの事件で殺人などの罪に問われていますが、「殺すつもりはなかった」などとして起訴内容を一部否認しています。
23日から始まった被告人質問では、まず弁護側が高橋被告に対し、オウム入信前の生活や考えについて質問しました。高橋被告は「兄が大学院まで行ったのに自分は高専を勧められ、もっと色々と学びたいと感じていた」「発明品に興味があり、弁理士を目指したが難しそうで諦め、近所の電気店やパソコン関連会社に勤めたが、やりがいを感じなかった」などと述べました。
その上で、宗教に興味を持ったきっかけについて、「中学生の時にヨーガに興味があり、こういうことをすれば超能力がつくかと思った」「仕事を辞め、自分自身の生き方の根底に迷いが生じ、その時にヨーガの本をよく読んでいた」などと述べました。このあとは、起訴された事件への関与について、具体的な質問が行われる見通しです。(23日11:30)
長引く不況や少子化の時代にあっても、根強い人気の私立中高一貫校。その魅力とは何なのか、進学を決めたきっかけや志望の理由、学校への期待、保護者の役割などについて、在学生・卒業生のお母様4人に本音を語ってもらった。前編・後編の2回にわたって紹介する。
◆参加者
1)佐藤さん(麻布学園・男子校・中学生男子のお母様)
2)石川さん(早稲田実業学校・共学・中学生男子のお母様)
3)中村さん(大妻中学高等学校・女子校・中学生女子のお母様)
4)高島さん(山脇学園中学校・高等学校・女子校・卒業生のお母様)
※いずれも仮名。
◆目標ができたから夢が叶った
佐藤さん(麻布):小学校5年のときに息子のほうから「塾に行きたい」と言い出し、塾に入ってみるとすごい受験モードで驚きました(笑)。学校選びは、文化祭見学の際に息子がすっかり気に入り「麻布に入りたい」と。成績は届いていませんでしたが、目標ができたのがよかったと思います。希望の部活にも入り、充実した学校生活を送っています。
石川さん(早実):住まいの地区はクラス全員中学受験という雰囲気で、小学校2年から塾に通わせました。志望校は、小学校の低学年からやっているスポーツができる学校を探して決めました。早稲田実業学校ならチャレンジしがいがあると思いました。グラウンドが広く、校舎がきれいなことも気に入っていました。うちも成績は足りませんでしたが、目標があったから頑張れたと思います。
中村さん(大妻):うちは転勤族ですが、いずれ東京に戻るからと全国区の塾に決めました。もともと女子校志望でしたが、何校か見学して決めました。娘には制服のデザインも大きなポイントだったようです(笑)。
高島さん(山脇):今は大学生ですが、娘が小学校に入学した頃、公立学校が学校週5日制になり、ゆとり教育を心配する保護者の間で中学受験熱が加熱していました。文化祭見学をするうちにとても気に入って、なんとか合格。充実して楽しい6年間を過ごしたようです。
佐藤さん(麻布):我が子が塾に通うまでは、進学塾って悲壮感があって嫌だなと思っていたのですが、子どもは塾の勉強が大好きで、楽しく通っていました。先入観をもつのはよくないと思いました。
石川さん(早実):うちも、塾の授業は楽しいと言っていましたね。
◆お父様の中学受験への理解と役割
高島さん(山脇):主人は、地方出身ですし自分も中学受験を経験していないので、最初は受験に反対でした。…
栄養分がほとんどなく、生物は生きられないと考えられてきた南太平洋の深海底の堆積(たいせき)物の中に、ごくわずかなエネルギーだけで生きる微生物がいたと、日本など12カ国のチームが発表した。地球上で最も代謝が低い超省エネ生物という。英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に掲載された。
チームは2010年、ニュージーランドと南米大陸の中間地点周辺で海底を掘削調査。水深3740〜5695メートルの計7カ所で、海底の表面から地殻までの堆積物を採取し分析。この海域は光合成で生産される有機物の量が非常に少なく、「海の砂漠」と呼ばれている。
チームによると、沿岸域では海底下数ミリ〜数メートルで無酸素状態になるが、この海域では、海底表面から地下75メートルまで全ての堆積物中に酸素が含まれていた。また、栄養分となる有機物の濃度が0.03%以下と極めて少ないのに、1立方センチ当たり数百〜数千個程度の微生物が存在した。堆積物中の酸素濃度の変化から試算すると、エネルギー消費量は大腸菌の1億分の1以下しかないという。
研究は日米主導の国際プロジェクトの一環。リーダーを務めた稲垣史生・海洋研究開発機構上席研究員は「1億年以上前に蓄積された超低栄養の地下の環境に、膨大な酸素と生きている微生物が存在していたのは驚きだ。この微生物の特殊な代謝機能が解明できれば、生物の長生きの秘訣(ひけつ)も分かるかもしれない」と話す。【大場あい】