愛知県豊田市は１３日、２０１４年度決算のうち法人市民税収が、１３年度決算と比べ６・３倍を超える３８１億円になるとの見通しを発表した。１４年度当初予算案では２６２億円と見込んだが、トヨタ自動車や関連企業の業績改善が想定以上だったため予想を上回った。

　　この増収分は昨年１２月の補正予算で基金に充てた。１３日発表の新たな１４年度補正予算案では、前年度からの繰越金などからさらに９０億円を積み増す。１４年度決算見込みは一般会計で１８６４億円という。

　　法人市民税収は０７年度決算で４９１億円あったのがピーク。０９年度決算で３４億円まで激減し、１３年度は６０億円だった。

　　埼玉県所沢市で１５日、市立小中学校へのエアコン設置の是非を問う住民投票が始まった。即日開票され、同日夜に大勢が判明する見通し。藤本市長は「賛否いずれかが有権者数の３分の１以上に達した場合は結果に従う」と表明している。

　　所沢市の付近には入間基地があり、航空自衛隊機が離着陸する際の騒音を防ぐため市立小中学校のうち２９校は、密閉度の高い窓などが備わった「防音校舎」となっている。市は２００６年、全校に冷房を整備する方針を決めた。

　　しかし、１校が設置された後の１１年に初当選した藤本市長は中止を決定。保護者らは「エアコンは必要だ」と訴えて署名を集め、投票に発展した。