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趣向を凝らしたひな人形が街を彩る「いいづか雛(ひいな)のまつり」が、福岡県飯塚市で開催されている。会場の一つである芝居小屋「嘉穂劇場」では、同劇場ゆかりの著名人らが折り紙で作られたひな人形となり、劇場内に飾られている。
ひな人形になったのは、映画「男はつらいよ」の撮影で劇場を訪れた俳優の渥美清さん、飯塚市出身の麻生太郎副総理、劇場で公演を行った歌手の美空ひばりさんや椎名林檎さんら10人。ポスターや色紙など、劇場に保管されている思い出の品々とともに展示されている。
作成したのは、折り紙講師として市内で活動する「夢工房BAKU」主宰の後藤直暁さん(39)。雛のまつりに合わせて「何か劇場ならではの展示ができないか」と考えた劇場代表の伊藤英昭さん(66)夫妻が、以前共に展示を行った後藤さんに話を持ち掛けた。
ひな人形は、60センチ四方の和紙1枚で顔部分が折り上げられている。「ファンの方が不快に感じないように」と特徴を捉えつつ折っていくのが難しかったと後藤さんは話し、「お客さんが見て楽しいと感じる折り紙になるように」との思いを込めた。
劇場では、ひな人形の展示だけではなく舞台裏見学も可能で、古き良き芝居小屋の雰囲気と魅力が存分に味わえる。伊藤さんは、「この機会に、劇場自体を楽しんでいただければ」と話している。展示は30日まで。