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岐阜市美江寺町の美江寺で18日、奈良時代の色鮮やかな天平装束で演舞する「慕春(ぼしゅん)の宴(うたげ)」が上演された。同寺の本尊で、奈良時代に作られた国重要文化財「乾漆十一面観音立像」が年1回開帳される日に合わせて、NPO法人「大和絵巻実行委員会」(奈良市)のメンバーらが演じた。
同寺の起源は719年(養老3年)、元正天皇が寺院建立を発願したことによるとされる。
本堂で行われた上演では、元正天皇が寺の落慶法要の宴に出た場面などが演じられた。同実行委の永池ベロニカ實保理事長は「奈良時代は華やかな時代だったということを伝えたかった」と話した。
上演前には、井上一稔・同志社大教授(仏教美術史)が、奈良時代の仏像について講演した。
上演を働きかけた加藤弘春住職(59)は「観音様の作られた奈良時代の歴史や文化をもっと知ってほしい」と話していた。