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【台北共同】「原発ゼロ」を求める台湾市民らが14日、台北、台南、高雄の各市の中心部で一斉にデモ行進した。デモは、東京電力福島第1原発事故を機に毎年3月に実施。「さらば原発」「廃棄物に向き合え」などとシュプレヒコールを上げ、政府が計画中の既存原発の運転延長や新原発建設の中止を求めた。
デモは80以上の市民団体が主催。野党も参加を呼び掛け、合わせて数万人が参加した。政府は昨年、台北郊外での新原発建設の一時凍結を決めたが、台北でのデモに小学1年の長男と参加した会計士鄭媛心さん(36)は「小さな台湾で事故を起こさないため原発ゼロを訴え続ける」と話した。