社会そのほか速
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客引きのため道路上で待つ行為も禁じ、違反者には最高5万円の過料を科す。客引きが横行するエリアでは観光客から苦情が相次いでおり、市は観光都市のイメージダウンを防ぎたい考えだ。
同市では京都府の条例で、風俗営業店の客引きが禁止され、それ以外の業種でも執拗(しつよう)につきまとう行為などは規制されている。今回の市条例案では、府条例で対象外になっている声をかけるだけの客引きも禁じる。
市によると、中京区の木屋町通や河原町通では、夜になるとカラオケ店や居酒屋、ガールズバーなどの客引きがたむろ。市が昨年6月に実施した調査では休日夜の計2時間で延べ401人の客引きが確認された。
祇園や先斗町など観光客に人気のエリアにも近く、観光客らから「迷惑だ」「京都に似合わない」などの苦情が市や地元商店街に寄せられているという。
条例案では、店の業種を問わず、市が指定する区域内の道路や公園での客引きや客待ちを禁止。違反者には指導・勧告をし、従わない場合は禁止命令を出す。氏名や店名の公表も可能とし、命令に違反すれば過料を科す。4月に一部施行して禁止区域を指定し、周知期間を経て、氏名などの公表や罰則適用に乗り出す。
罰則付きで繁華街の客引きを規制する条例は、キタやミナミが対象の大阪市、東京都大田区などで施行され、兵庫県も三宮地区を禁止区域に想定した条例案を2月県議会に提案予定だ。
京都市は2013年の観光客数が過去最高の5162万人を記録。外国人宿泊客数も113万人と初めて100万人を突破した。市は「条例で観光都市の品格を守りたい」としている。