ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝の妻リタのレシピを基に、小樽商科大（北海道小樽市）の学生らが商品化した「プディングケーキ」が、伊勢丹新宿店で販売され人気を集めている。

　　７日には、孫で首都圏在住の竹鶴孝太郎さん（６２）が来店して試食し、「懐かしい気持ちになった」と喜んだ。

　　小樽市はニッカの蒸留所がある余市町に隣接している。ＮＨＫ連続テレビ小説「マッサン」で竹鶴夫妻が取り上げられたことから、学生らが地域活性化のため企画した。レシピはニッカから提供を受けた。

　　再現されたプディングケーキは、ニッカのウイスキーを加えたパン粉の生地に、リンゴやレーズンなどを入れて焼き上げた焼き菓子で、深みのある味に仕上がっている。孝太郎さんは、「味は現代風にアレンジされているが、本物に近いし見た目もそっくり。おいしい」と評価した。