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*16:50JST サイオス Research Memo(9):財務の健全性は保たれているが、収益性の改善が今後の課題
■財務状況と株主還元策
(1)財務状況
サイオステクノロジー<3744>の2014年12月末の財務状況について見ると、総資産は前期末比455百万円増の3,651百万円となった。主な増加要因としては、現預金で249百万円、売上債権で86百万円、前渡金で30百万円、投資有価証券で54百万円の増加となった。
一方、負債は前期末比473百万円増の1,918百万円となった。主な増加要因は、買掛金で113百万円、未払法人税等で105百万円、前受金で185百万円となっている。また、純資産は前期末比18百万円減の1,733百万円と2期ぶりに減少した。円安の進展で為替換算調整勘定が76百万円の増加要因となったが、自己株式の取得で98百万円減少したことが主因だ。
経営指標を見ると、安全性に関しては有利子負債比率が0.2%と実質無借金体制であること、また流動比率や自己資本比率に関しても水準的には問題なく、財務の健全性は保たれていると判断される。一方、収益性を見ると、期間業績が減益になったこともありROA、ROE、営業利益率のいずれの指標も悪化しており、収益性の改善が今後の課題と言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《FA》