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三菱航空機(愛知県豊山町)は11日、親会社の三菱重工業の森本浩通執行役員(61)を4月1日付で社長に迎える人事を発表した。江川豪雄会長(70)と川井昭陽社長(67)は退任し、ともに三菱重工の特別顧問に就く。国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の開発が進む中、トップの若返りを図り、課題となっている海外での顧客サポート体制構築などを推進する狙いだ。
森本氏は三菱重工で主に発電プラント畑を歩み、米国法人社長を務めるなど海外経験が豊富。今年1月から交通・輸送部門の幹部として民間航空機事業を担っている。4月1日付で同社常務執行役員に昇格し、三菱航空機社長を兼務する。
三菱航空機は江川会長、川井社長の体制でMRJ開発と同時に売り込みを加速させ、国内外の航空6社から計407機を受注した。受注拡大には整備・補修にあたる海外拠点網の構築が不可欠で、海外事業に精通した森本氏を社長に迎え、事業を軌道に乗せたい考えだ。【和田憲二】