社会そのほか速
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“会社の朝礼”というと、少し前までは「部長レベルの男性が仕切り、企業理念を唱和する」というイメージがあった。今は“朝礼”という文化自体が少なくなってきていることも事実だが、ダイバーシティ(多様化)が進んだ今、女性部長が朝礼をしきるケースも当然あるだろう。
朝礼とは形式的で退屈なイメージ。そんな無駄な時間はなくそうというのが現代の傾向だが、考えようによっては見直されてもよい文化かもしれない。同じ職場で働いていてもメールのやりとりが普通になった今、皆が手を止め、顔をあわせてコミュニケーションをする時間は貴重ではないだろうか?
そこで今回は、人事・研修を担当していた筆者が実際に行ってきた“ポジティブな朝礼”を実現させるポイントを3つご紹介しよう。
■1: お客様の声を共有する
営業担当をしている社員は日々お客様と接し、良いことも悪い事も、様々な声をきいていることだろう。しかし、事務仕事をしている社員はお客様と接する機会がないことも多く、「日々忙しく仕事をこなしているけれど、なんのために頑張っているのかわからない」と、モチベーションが保てない状況に陥る人もいる。逆に、オフィスにいる社員が、電話や手紙でお客様の声を受け取ることもあるかもしれない。
いずれの場合でも、「お客様からの声を社員同士で共有する」ということは、よい声であればモチベーションをあげるきっかけになったり、お叱りの声であれば皆で改善点を共有でき、結果としてよい影響を社内に及ぼすことがある。イベントのアンケートなどに書かれた声なども、部署内にとどめず、社内全員で共有するとよいだろう。
■2:お互いの良さを認め合う
「最近同僚にしてもらってうれしかったこと、助かったこと、感心したこと」などを発表しあうことも、よいチームワークを築く一つの方法として、朝礼の時間を使うとよい。
例えば、「私のミスで来客時の会議室を予約できていなかったのですが、社内会議を予定していたAさんがこっそり部屋を譲ってくれて助かりました」と発表したとする。すると、普段は見えないAさんの良さが皆に伝わり、周りの人も、「そういう風にしてあげれば確かに助かるよね」と認識し、譲り合いの心を学び取るかもしれないし、Aさんも「これからも親切にしよう」と思うだろう。
自分のいいところを認めてもらうことは、たいていの人にとってよいモチベーションとなるはずだ。
■3:プライベートな興味を共有する
「あの部長、いつも仏頂面で話しかけづらい」と思っていても、「実は大の犬好きで、犬の話をするときは仕事では見たことのない笑顔がみられる!」とわかった途端、距離が縮まったような感覚になることがある。…