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[東京 3日 ロイター] – 日経平均.N225が1万9000円の大台を前に足踏みしている。ドル/円が約2週間ぶりに120円台を回復したにもかかわらず、利益確定売りに押されマイナス圏に沈んだ。
これ以上の円安進行がなくても企業業績は増益が期待できるとの見方もあり、日本株をめぐる強気ムードは強いままだが、株高材料には歪みもみられるとの指摘もある。
<値上がり上位は医薬品と食料品>
ドル・インデックス.DXYの上昇基調が続いている。6月の米利上げ観測が再び強まってきているほか、欧州中央銀行(ECB)が今月から量的緩和策を開始することによるユーロ安期待もあり、2日の海外市場で95ポイント台に上昇、約11年半ぶりの高水準で推移している。
強いドルがけん引し、ドル/円も約2週間ぶりの120円台に上昇。「6日の2月雇用統計を確かめたい」(東海東京調査センターのシニアストラテジスト、柴田秀樹氏)との声も多く、大台乗せ後には119円後半に沈んだが、金融政策の方向性の違いを背景に先高観は強い。
ただ、3日の市場で日経平均.N225は小幅安。1万9000円の大台を前に2日連続で足踏みとなった。円安を好感する動きは限定的で、業種別値上がり上位に並ぶのは医薬品と食料品。「リバランス中心の売買が多く、円安を材料にした買いは乏しい」(大手証券トレーダー)という。
<GSは円安なしでも増益可と予想>
これまでのアベノミクス相場とは異なり、日本株と円安の相関性が低下していることについて、ゴールドマン・サックス証券ストラテジストの建部和礼氏は、1)円安による増益効果が徐々に減衰、2)市場の評価も低下、3)コーポレートガバナンスなどミクロ材料が注目されている──ことなどがあると指摘する。 続く…
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