社会そのほか速
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アメリカ・カリフォルニア州などでは自動車メーカーに対して販売台数の一定割合を排ガスの出ないクルマとするZEV(Zero Emission Vehicle/ゼロエミッション・ヴィークル)規制を実施。各メーカーはこれに対応しなければならない。州内で一定以上の台数を販売する自動車メーカーに対して、決められた台数ベース比率の「ZEV」を販売することを義務付けている。
ZEVとは排気ガスを出さないで走行するクルマの総称。IT企業が集中している州北部のシリコンバレー周辺では、企業のエコ意識が高くからハイブリッド車(HV)などが普及していた。だが、今後は一切排気ガスを排出しない燃料電池車(FCV)や電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)を一定以上販売する必要がある。ZEV規制をクリア出来なければ、州政府に罰金を納めるか、他社からZEVクレジット(排出権)を購入する必要に迫られる。そうなるとメーカーの先進イメージに傷が付くことから北米市場を狙う自動車メーカー各社は規制対策を急いでいる。
日産自動車はこうしたZEV規制に対応するために「日産リーフ」をはじめとする乗用の電気自動車(EV)で対応する構えだ。乗用車のEVに加え、小型商用バン「NV200 バネット」をベースとした電気自動車「e-NV200」の販売を昨年10月から開始した。日産は、EVの開発を行なうだけにとどまらず、EVを普及させ持続可能なモビリティ社会を構築するために包括的な施策を実施している。
その取り組みは、リチウムイオンバッテリーの生産やリサイクル、そしてその2次利用から充電インフラの整備、加えて内製急速充電器の開発にいたるまで多岐にわたる。さらに、ルノー日産アライアンスとして、世界各国の政府や自治体、企業などと、既に100件を超えるゼロエミッションモビリティに関するパートナーシップを締結している。
今回、日産自動車は100%電気トラック「e-NT400テストトラック」の実証実験運行を、東京・千代田区のコミュニティサイクル事業実証実験「ちよくる」で開始すると発表した。ミュニティサイクル事業実証実験「ちよくる」とは、株式会社NTTドコモと東京・千代田区が、2014年10月から実施している千代田区のコミュニティサイクル事業実証実験だ。
NTTドコモと千代田区は、同「ちよくる」プログラムにおいて、日産が貸与する「e-NT400テストトラック」モニター車を、千代田区内全域に配置されている約30カ所のサイクルポート(自転車の貸出・返却拠点)間での次世代コミュニティサイクルシステムを搭載した自転車の再配置運営に2カ月間活用する。…