社会そのほか速
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税引き後赤字は、価格戦略に失敗した03年12月期以来11年ぶりだ。取引先の期限切れ鶏肉の使用に伴う販売不振が響いた。その後も異物混入問題が発覚しており、外食業界のトップブランドは揺らいでいる。(伊佐治真樹史)
今年1月に異物混入が発覚した後、初めて公の場に出たサラ・カサノバ社長は「お客様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と陳謝し、「みんなで楽しんでもらえるマクドナルドを取り戻す」と強調した。
14年12月期は、鶏肉問題が100億円程度の減収要因となった。商品の回収や調達先の変更、店舗オーナーの支援などの対策費用には54億円を要した。鶏肉問題が発覚した昨年7月以降、月間売上高は前年同月比で10%以上のマイナスが続いたためだ。
マクドナルド商品に対する消費者の不信感は収まる気配がない。異物混入による追い打ちで、今年1月の売上高は38・6%減まで落ち込み、マクドナルドは15年12月期の業績予想を発表できなかった。カサノバ社長は「(消費者が)マクドナルドに厳しい評価を与えた」とうなだれた。