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[横須賀市 22日 ロイター] – 中谷元防衛相は22日、防衛大学校の卒業式後に記者団の取材に応じ、インドネシアと23日に防衛協力の覚書を交わすことを明らかにした。南シナ海の周辺諸国との関係を強化し、中国をけん制する動きの一環。
同相は、日本の海上交通路(シーレーン)防衛にとって重要との認識を示した。
覚書は、初来日するインドネシアのジョコ大統領と安倍晋三首相が首脳会談を開く23日に署名する。大臣レベルの会合や当局間の協議、部隊間の交流を増やすほか、防衛装備品・技術で協力していくことなどを盛り込む。
中谷防衛相は「インドネシアとの防衛協力に一層弾みがつくと期待している」と指摘。「インドネシアは国際海峡を有しており、シーレーンにとって重要だ。日本の安全保障上、たいへん有意義と考えている」と語った。
海洋進出を活発化させる中国を念頭に、日本は東南アジア諸国連合(ASEAN)各国との軍事協力の強化を急いでいる。フィリピンとも1月に覚書を交わしたばかり。
(久保信博)
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