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アサヒビールは4月7日に、ニッカウヰスキーブランドから「ニッカハイボール」「ブラックニッカ クリアハイボール」「竹鶴プレミアムハイボール」の3製品を発売する。このほか、飲食店向けに展開している「ブラックニッカ フリージングハイボール」の年内の目標設置店数を3000店から5000店に上方修正。さらに、ニッカウヰスキーの復刻版第三弾「初号スーパーニッカ復刻版」を3月24日より数量限定で発売して、ブランドイメージをさらに強固にしたい考えだ。
ニッカウヰスキー創業80周年、創業者竹鶴政孝氏の生誕120年にあたる2014年12月には、竹鶴とリタ夫人を全面に出した缶ハイボール「竹鶴ハイボール」「リタハイボール」を限定発売。2月末の時点でそれぞれ約16万ケース、約14万ケースを販売して好評だ。アサヒビールの平野伸一専務取締役は「ハイボール市場のポテンシャルを確認できた。この好調を一過性のものに終わらせるつもりはない」として、本格参入への自信を示した。
投入される3製品は、ターゲット層に特色がある。調査会社インテージによると(2013年10月から2014年9月の調査)、缶ハイボールには既存のウイスキーファンの40~60代を中心とした「なじみ・ブランド」重視派が54%、20~40代男女に多い「カジュアルな飲みやすさ」重視派が46%いるという。
「ニッカハイボール」は炭酸強めでレモン果汁を使用しており、「カジュアルな飲みやすさ」重視派を狙う。同社の枝伸マーケティング第一部長は「この層ではハイボールという1つのジャンルになっている」と語り、ウイスキーエントリー層へのブランド浸透を図る役割も担う。
一方、アルコール度数9%の「ブラックニッカ クリアハイボール」と、竹鶴ウイスキーの香りや味わいを楽しめる「竹鶴プレミアムハイボール」は、「なじみ・ブランド」重視派をターゲットに品質感や飲みごたえを強みにしたい考えだ。年間目標販売数は「竹鶴」30万ケース、「ブラックニッカ」70万ケース、「ニッカ」120万ケースの計220万ケースと強気だ。
●強気の背景
強気の背景には、竹鶴氏とリタをモデルにしたNHK連続ドラマ小説『マッサン』の存在がある。1万5000箱限定発売の「初号スーパーニッカ復刻版」は、リタが1961年に亡くなり、竹鶴氏が養子である威氏と北海道余市の研究所にひきこもり哀悼を込めて完成させたというプレミアム・ブレンデッドウイスキーを再現したもので、1962年に発売したラベルデザインをベースにしている。…