社会そのほか速
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JR東日本は3日、災害に強い鉄道をめざし進めている耐震補強対策と新幹線逸脱防止対策の進捗状況を発表した。南関東エリアでの新幹線高架橋柱耐震補強工事、南関東・仙台等エリアでの新幹線レール転倒防止装置の設置工事は今年度で完了する見込みだという。
新幹線高架橋柱耐震補強の様子(高架下利用箇所)
新幹線レール転倒防止装置
新幹線高架橋柱耐震補強工事は首都直下地震などに備えるための対策で、今年度末で計画全体の約半数に当たる約1,100本を完了する見込み。今後も工事を進め、2016年度末までに全体の約8割を完成させたいとしている。レール転倒防止装置はレールの下部を支えることで、異常時のレール転倒を防ぐための設備。新幹線逸脱防止対策の一環として導入され、今年度末までに南関東・仙台等エリアの約360kmで設置を完了する予定だ。
2015年度以降、首都直下地震に備える耐震補強対策の中でも、線路を通すために地面を切り下げた「切取(きりとり)」と呼ばれる箇所(約23km)の耐震補強に本格的に着手。「切取」とは反対に地面を盛り上げて線路を通す「盛土」の耐震補強で培った技術を応用し、工事の推進を図るという。あわせてレール転倒防止装置の設置を南関東・仙台等エリア以外にも拡大していくとしている。
ANAグループでは3月3日のひなまつりに、女性スタッフたちによる「ひなまつりフライト」を実施。フライトはANA333便(名古屋/中部12:50発・熊本14:25着)とANA33便(羽田16:00発・伊丹17:10着)の2便で、ANA33便は女性スタッフたちに見送られながら、233人の乗客を乗せて飛び立った。
年に1回、女性たちが総動員する「ひなまつりフライト」
同フライトは、ANAグループ女性スタッフ(副操縦士、整備士、グランドハンドリングスタッフ、客室乗務員、グランドスタッフ)により実施されるフライトで、スタッフたちは桃の節句の桃にちなみ、ピンク色の制服やベストを着用。CAもピンク色のスカーフを身に付けていた。なお、機長のみ、男性スタッフが担当した。
手書きメッセージ付きのひなあられを500個用意
搭乗前には、乗客たちにひなあられをプレゼント。用意された500個のひなあられには、女性スタッフたちが手書きしたメッセージを添えられており、一つひとつ異なるメッセージが記されていた。整備士やグランドハンドリングスタッフも加わり、乗客と会話をしながらひなあられを手渡ししていたところ、CAと違ってなかなか会えないこともあってか、「整備士に女性スタッフもいることがなんだか新鮮です」と話す乗客もいた。
女性スタッフたちがメッセージを添えたひなあられを配布
ボーイング777-200型機を用いたANA33便には、副操縦士を含む18人の女性スタッフが担当。飛行機を滑走路に押し出す(プッシュバック)する車「トーイングカー」にも、この日だけ桃の花がデザインされていた。また、飛行機の側には水で「ANA 2015 ひなまつりフライト」とデザイン。同便を担当したスタッフも含めて、女性スタッフたちが飛行機が飛び立つ直前まで手を振って見送りを行った。
JR西日本はこのほど、嵯峨野線(山陰本線)京都~丹波口間での新駅設置に関する事業基本計画の変更認可申請を国土交通省近畿運輸局に提出したと発表した。あわせて東海道本線梅小路~丹波口間の第一種鉄道事業の廃止も国土交通省に届け出た。
嵯峨野線(山陰本線)の列車に使用される221系
嵯峨野線の新駅所在地は京都市下京区観喜寺町。京都駅から約1.7km、丹波口駅から約0.8kmの七条通上に高架下駅舎として建設される。相対式ホーム2面を備えるほか、エレベーター(2基)・エスカレーター(4基)も整備される予定。2019年春の開業をめざす。
廃止を届け出た東海道本線梅小路~丹波口間(2.3km)は定期的な旅客輸送で使用されたことはなく、おもにJR貨物が貨物列車を運行する際に使用していた支線。JR貨物が2006年4月に同区間の第二種鉄道事業を廃止して以降、ほとんど活用されないままとなっていた。JR西日本は、「将来的に営業線として活用する予定がなく、新駅設置に支障をきたす」として廃止を決定。届出上の廃止予定日は2016年2月28日とした。
JR東日本は3日、新潟エリアを楽しむ新しい観光列車「GENBI SHINKANSEN / 現美新幹線」のデビューについて発表した。上越新幹線の新潟エリア(越後湯沢~新潟間)を中心に、2016年春以降の運行開始が予定されている。
「GENBI SHINKANSEN / 現美新幹線」現在検討中のインテリアのイメージ(JR東日本提供)
同社は新しい鉄道の未来を切り開く取組みのひとつとして、列車に乗ること自体が旅行の目的となるような魅力的な列車づくりを進めている。在来線では、「POKEMON with YOU トレイン」「TOHOKU EMOTION」「SL銀河」「越乃Shu*Kura」などがデビュー。昨年7月には、新幹線車両を使用した「とれいゆ つばさ」が福島~新庄間で運行開始した。「GENBI SHINKANSEN」はこれに続く新幹線車両の観光列車となる。
秋田新幹線「こまち」で活躍したE3系0番台(2013年撮影)
同列車はE3系を改造した6両編成で、「移動する現代アートの美術館」として、首都圏や海外からの利用者に加え、地元利用者も楽しめる列車に。エクステリアデザインは写真家・蜷川実花氏により、列車自体をキャンバスに見立て、「長岡の花火」を描き出す大胆なデザインにするという。
車内の座席数は105席の予定。車両ごとに各アーティストがプロデュースした「旅する現代アート&カフェ空間」となり、先頭車のうち1両は従来の座席配置を踏襲しつつ、インテリアの素材やデザインの選定・監修をアーティストが手がける。中程の1両にカフェを設置し、新潟県内の菓子工場「十日町すこやかファクトリー」と著名な菓子研究家の協力によるメニューを提供予定。キッズスペースも設けられ、アーティスト監修による「こどもがアートに触れられる空間」になる予定だ。
「GENBI SHINKANSEN / 現美新幹線」は2016年春以降、上越新幹線の新潟エリアで土休日を中心に年間120日程度、臨時列車としての運行が予定されている。具体的な運行開始時期や外観デザイン、列車内スペースをプロデュースする参加アーティストと作品内容については、決まり次第発表するとのこと。
JR東海・JR西日本は3月14日から、東海道・山陽新幹線の車内販売に「TOICA」「ICOCA」などの交通系ICカードによる決済サービスを導入する。「PASMO」「Suica」など、全国相互利用している交通系ICカードも利用可能とのこと。
東海道・山陽新幹線の車内販売に交通系ICカードによる決済サービスが導入される
交通系ICカードでの決済が可能となる列車は、東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」と、山陽新幹線「のぞみ」「ひかり」「みずほ」「さくら」とされている。
サービス開始を記念し、車内販売での支払いに交通系ICカードを利用することで、オリジナルノベルティグッズがプレゼントされるキャンペーンも実施。東海道新幹線ではモバイルクリーナーまたはオリジナル付せん、山陽新幹線ではオリジナル付せんを用意し、3月14日から対象者に配布する。それぞれ先着1万5,000名のため、グッズがなくなり次第終了となる。