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東京ディズニーランドで「ハコビジョン(ワンス・アポン・ア・タイム)」(税込1,200円)を発売
オリエンタルランドは3月21日、東京ディズニーランド(千葉県浦安市)にて「ハコビジョン(ワンス・アポン・ア・タイム)」(税込1,200円)を発売する。
同商品は、「ショーの感動をご自宅にも持ち帰り、幸せな気持ちになってほしい」という気持ちから開発されたという。東京ディズニーランドにて公演しているプロジェクションマッピング技術を取り入れたナイトエンターテインメント「ワンス・アポン・ア・タイム」を自宅でも楽しめるグッズとなる。
同商品では、シンデレラ城のフィギュア1個・クリアプレート1枚・ステージボックス1箱がセットとなっている。高さ約7cmのステージボックスの中にシンデレラ城のフィギュアとクリアプレートをセットし、スマートフォンから専用の映像を投影することで、「ワンス・アポン・ア・タイム」の音楽と映像を再現することができるとのこと。
「ワンス・アポン・ア・タイム」の音楽と映像を再現できる
同商品の販売店舗は、東京ディズニーランド内「グランドエンポーリアム」や「キングダム・トレジャー」など。なお、同商品の使用にはスマートフォンを使った「YouTube」での動画再生が必要となる。また、映像は7月7日まで公演予定の「ワンス・アポン・ア・タイム~スペシャルウィンターエディション~」のものではないとのこと。
(C)Disney
エクスペディアジャパンはこのほど、20代~60代の男女500人を対象に実施した「アジアンフードに関する調査」の結果を発表した。
グルメは旅の目的になりますか?
まず、旅行の際に現地の料理や食事が食べたくて計画をすることがあるか聞いたところ、72%が「ある」という考えを示した。年代別で見ると、若い年代であるほどグルメを目的に旅に出ていることも判明し、20代では89%にものぼった。また、旅行先を決める際に重視するポイントについても、グルメは2位となっている。
グルメは旅の目的になりますか?(年代別)
アジアンフードの中で好きな料理について尋ねたところ、「好き」と回答した割合が最も高かったのが台湾(81%)であった。続いて2位には、同じく人気が上昇している香港(74%)、3位には韓国(73%)がランクインした。
好きなアジア料理
20代と60代で好みの差が最も出たのは韓国で、20代では8割以上が好んでいるのに対し、60代では6割弱となった。次いでインド、タイが続いた。また、これまでグルメを目的として行ったことのある国について質問すると、韓国が81%で1位となっている。
続いて、男女別に最も好きなアジア料理について尋ねると、男性は中国料理、女性は韓国料理という結果になった。理由について聞くと、男性の中国料理では味の濃さや脂の量、肉の量が上位となった。女性の韓国料理に関しては、ヘルシーであることが最も多い理由となり、次いで野菜の多さや海鮮の多さが挙げられた。
最も好きなアジア料理(男女別)
1週間の海外旅行で、何日目から日本食が食べたくなるか聞いてみると、40%が食べたくならないと回答した。また、旅行の後に恋しくなる日本食について尋ねると、1位は寿司、2位はおにぎり・ご飯、3位はラーメンとなった。ちなみに「ラーメン」と回答したうちの7割は男性であった。
恋しい日本食ランキング
仕事上、長期休暇をとるのは難しいから、「週末やたまの休みを利用して近場で一日中ゆっくり羽を伸ばした~い」という人に朗報! 都心からもアクセス良好なさいたま市には、露天風呂やサウナをはじめとする種類豊富なお風呂から目にも楽しいプレートやデザートまでそろうカフェ、そして、DJブースに無料PCまで完備した癒やしのスポットが存在するのだ。
おうち気分で読書しながらゆっくり入浴もあり!?
その名も「おふろcafe utatane」。名前の通り、”お風呂”と”カフェ”と”お昼寝”をテーマにした、全く新しいタイプの温浴施設だ。しかも、いずれのテーマにもこだわり満載なのがすばらしい!
館内のどこを切り取っても居心地のよさ満点であることが伝わる
おしゃれセンス抜群! インテリアの参考にもなりそうだ
露天風呂には名湯を
まず”お風呂”。露天風呂には冷え性や疲労回復にも効果があるとされる、埼玉県の名湯「白寿の湯」からの運び湯を利用している。さらに、大浴場の他、肩コリ腰痛に効果てきめんなジェットバス、広々として居心地抜群のサウナ、水風呂なども完備。
女性客には、山形県月布の山中から採掘された天然の泥を使用した「泥パック」も人気だ。なんでも、泥に含まれる鉱物「モンモリロナイト」が余計な皮脂をとりのぞき、肌をなめらかにしてくれるそうで、泥パックしながらの半身浴でダブルの美容効果を得ることができるのだとか。
女性露天風呂、泥パック
泥パックしながらの半身浴も魅力的
早朝からビュッフェも満喫
続く”カフェ”は、健康を考えたバランスのとれたメニューが多彩にそろう。メインディッシュに五穀米、サラダ、ポテト、スープなどを添えたプレートランチの他、丼や麺類のメニューも豊富。朝7時から9時にはモーニングビュッフェ(580円)も楽しめるし、夜は24時までオープンしているのもうれしい(L.O.23:30)。
人気メニュー「但馬どりのグリルプレート」(1,180円)
また、地元埼玉の地ビール「コエドビール」の用意もあるので、地ビール好きならぜひ味わってみてはいかが? もちろんその他にも、サワーや焼酎などのアルコールドリンクのみならず、ソフトドリンクも種類豊富にそろっているので、おいしい食事&飲酒を楽しみながらトークに華を咲かせるのも一興だ。
ちなみに、お風呂やライブラリーを利用する場合は入館料1,260円が必要だが、ランチ目的でカフェのみ利用するなら入館料は不要だ(平日11時から15時まで)。
落ち着きのある内装が魅力のカフェスペース
ハンモックでゴロゴロも
そしてラストの”お昼寝”は、マッサージチェア完備の「うたたねゾーン」はもちろん、ハンモックで楽しむこともできるのがオツ。「お昼寝といわず、もっとゆっくりしていきたいわ! 」と切望するなら、トリートメントを利用するのもいいし、リッチなツインルームで恋人や友だちと気ままな夜を楽しむのもいいだろう。
魅惑の「ハンモック」でいい夢が見れそう
クッションの効いたチェアがそろう「うたたねゾーン」
トリートメントはボディケアのほか、ヘッドスパも用意
冬の寒さに凝り固まった身体を存分にほぐしたい人も、疲れた心を癒やしたい人も、ぜひとも一度利用してみてほしい。日帰りはもちろん、週末に宿泊してここから出社するなんてのも粋かも!?
※記事中の価格・情報は2015年2月取材時のもの。価格は税込
3月14日に開業した北陸新幹線。長野新幹線として運行していた東京~長野駅から伸びる形となり、停車駅は飯山駅、上越妙高駅、糸魚川駅、黒部宇奈月温泉駅、富山駅、新高岡駅、金沢駅の7駅。東京~富山駅を最短2時間8分、東京~金沢駅を2時間28分で結び、従来に比べて約1時間半も短縮されることとなった。首都圏からの観光客の増加も見込まれ、各旅行会社が北陸周遊ツアーを組むなど、2015年は北陸ブームが起きそうだ。
和の伝統美と日本の最新技術を組み合わせた北陸新幹線。その車体やサービスにも注目が集まっている
そんな北陸は、これまで歴史的に注目される機会に乏しかった。例えば、北陸にある城と聞いても、すぐに思い浮かぶのは「金沢城」くらいではないだろうか。たしかに、加賀百万石を誇った前田家の金沢城は、城下町を含めその風光明媚(めいび)な町並みをとどめ、現在も観光地としてにぎわっている。
しかし、だからといって金沢城を一目散に目指すのは待ってほしい。北陸新幹線の沿線には、通り過ぎるには惜しい名城がいくつもあるのだ。そこで今回、北陸新幹線の駅から行ける城を紹介しよう。これまで見えてこなかった北陸の歴史と出合えるはずだ。
川中島の戦いで信玄を手こずらせた「飯山城」
長野駅から各駅停車タイプの「はくたか」に乗って、最初に停車する駅が飯山駅。この駅にはこれまでローカル線の飯山線のみが走っていたが、この度の北陸新幹線開通によりぐっとアクセスが良くなった。ある意味、一番新幹線開業の恩恵を受けるといってもいいだろう。
この飯山駅から徒歩20分、飯山線の北飯山駅から徒歩5分での距離にある城が、武田信玄に対抗して上杉謙信が築いた「飯山城」だ。飯山城は謙信の居城である「春日山城」にも近く、防衛拠点として使われていた。南を断崖、東を千曲川に守られた城で、12年間に及ぶ川中島の戦いにおいても攻め落とされることはなかったという。
現在は公園として整備されており、4月下旬から5月上旬にかけて飯山城址さくらまつりが開催される。同時期には水仙も咲き、桜との共演が訪れる人を楽しませる。信玄が攻め落とすことのできなかった堅城をこの機会にぜひ尋ねてみたい。
春には飯山城の復元された櫓門と桜の調和が楽しめる
三の丸は公園になっており、水仙と桜の共演が見どころ
風光明媚な夜桜を堪能できる「高田城」
飯山駅の次に停車するのが、新潟県の上越妙高駅だ。この駅は新幹線開業にあわせ新たに設立された駅で、”さくらと雪の平原”をテーマにした駅舎にも注目したい。日の光がいっぱいに差し込む窓ガラスに桜の花びらがプリントされていることからも分かるように、上越は桜の名所としても有名だ。
その上越妙高駅の近くには”日本三大夜桜”のひとつとしても知られる「高田城」がある。上越妙高駅で越後ときめき鉄道に乗り換え、高田駅から徒歩約15分だ。徳川家康の6男・忠輝が築城した高田城は、伊達政宗を筆頭に上杉景勝、前田利常ら13人の大名が普請を担当した。春にはライトアップされた三重櫓と約4,000本の桜が日本屈指の規模を誇る広大な水堀に映り、幻想的な光景が現れる。
高田城百万人観桜会(4月3日~19日)にあわせ、4月12日、19日には上越妙高駅発長野駅行きの上り列車の増便が決定している。また、上越妙高駅から直通シャトルバスも運行予定。2014年度の観桜会の参加者は131万人で過去最多を記録したが、北陸新幹線の開業を受け、今年もその記録を塗り替えることになりそうだ。
高田城の桜は1870年(明治3)に火事で城が全焼した後、陸軍が約2,200本を植樹したことがはじまり
路面電車とのコラボに注目の「富山城」
北陸新幹線には停車駅によって4つのタイプが用意されているが、「かがやき」はその中で最も早いタイプ。かがやきに乗ると長野駅から富山駅まで止まることなく、たったの45分で行くことができる。
富山駅で降りたら、駅前から10分程歩いてみよう。整備された石垣と水堀にコンパクトな天守が乗ったこの城が、越中前田家の居城として230年間藩政の中心を担った「富山城」だ。富山城は戦国時代には佐々成政の居城で、豊臣秀吉によって廃城となるも、前田利次により修復された。
現在郷土博物館になっている模擬天守は、第2次世界大戦後に復興を記念して作られたもの。周辺には繁華街もあり、夜のライトアップを含め市のシンボルとなっている。また、富山城は目の前を路面電車が通る。ドイツの車両製造技術を導入した近代的な車両「CENTRAM(セントラム)」と天守の組み合わせは、城ファンのみならず鉄道ファンも思わずうなる、絶好の撮影スポットだ。
富山城のライトアップ。天守の青色の部分は時間によってオレンジなど色が変わる
富山城とセントラムの共演は富山の昔と現在の両方を感じられる
城面積の3分の1! 広大な水堀が自慢の「高岡城」
終点となる金沢駅のひとつ手前が新高岡駅。高岡は国宝・瑞龍寺をはじめ、高岡銅器の製造でも知られる歴史深い街だ。そして新高岡駅から城端線に乗り換え、高岡駅より15分ほど歩くと、富山県で唯一日本100名城にその名を連ねた「高岡城」がある。
高岡城は2代加賀藩藩主・前田利長が、富山城下の火事に際して築いた城。市の中心部に位置しながら多くの緑が茂り、城面積の3分の1を水堀が占める豊かなその水量から魚や鳥も多く生息している。現在は公園になっており、さくらの名所100選に選ばれるなど、花見スポットとしても有名だ。
水堀は北南東の三方を二重に囲むという変わった形状で、利長が築城した姿を現在もとどめている。春から秋にかけてはこの水堀を25分かけてめぐる遊覧船「利長号」と「利常号」も運行。築城当時の石垣を間近で楽しむことができるのでオススメだ。
赤い駐春橋と、広大な水堀を覆うように咲き誇る桜が見どころ
加賀百万石! 威風堂々の「金沢城」
北陸新幹線の終点、金沢駅。この金沢駅からバスに乗り、兼六園下で下車、5分ほど歩いたところに「金沢城」がある。”加賀百万石”と呼ばれ、江戸時代には大名諸藩の中でも最大の102万を有した前田氏の居城だ。城下町も大いににぎわい、現在の金沢の礎となった。
広大な金沢城には必見の遺構がいくつも残るが、特筆すべきは長さ50mにおよぶ三十間長屋だ。二重二階建ての長屋は姫路城と金沢城にしか残っていない極めて貴重なもの。また、金沢城の顔ともいえる重要文化財の石川門もおすすめだ。
そして石川門から通じる国の特別名勝・兼六園にもぜひ足を運びたい。”日本三大庭園”のひとつにも選ばれている庭園は、四季を通じて様々な表情を見せる。金沢城と兼六園では、北陸新幹線の開業を記念して3月14日から22日まで特別ライトアップを実施する予定だ。
重要文化財に指定されている石川門は、桜の名所としても知られている
幽玄にライトアップされた兼六園
北陸新幹線の車体デザインには、日本の伝統文化のエッセンスをちりばめたという。この春は北陸で、ぜひ”和”を感じる旅に出てみてはいかがだろうか。
(文・かみゆ歴史編集部 小沼理)
筆者プロフィール: かみゆ歴史編集部歴史関連の書籍や雑誌、デジタル媒体の編集制作を行う。ジャンルは日本史全般、世界史、美術・アート、日本文化、宗教・神話、観光ガイドなど。おもな編集制作物に『日本の山城100名城』(洋泉社)、『これが皇居です』(宝島社)、『一度は行きたい日本の美城』(学研パブリッシング)、『日本史1000城』(世界文化社)、『廃城をゆく』シリーズ、『国分寺を歩く』(ともにイカロス出版)、『日本の銅像完全名鑑』(廣済堂出版)、『新版 大江戸今昔マップ』(KADOKAWA)など多数。また、トークショーや城ツアーを行うお城プロジェクト「城フェス」を共催。
「かみゆ」
「城フェス」
いまは北陸新幹線や上野東京ラインなど、ダイヤ改正の話題で持ちきりだけど、その一方で心配な路線がある。JR北海道の日高本線だ。2015年1月の高波被害で線路脇の護岸設備が損傷、線路の盛り土が流出したため、大半の区間が不通となっている。
車窓からサラブレッドも見える日高本線(写真はイメージ)
現在は苫小牧~鵡川間のみ列車を運行し、鵡川~様似間はバス代行運転中だ。報道によると、復旧には数十億円の費用がかかると報じられた。JR北海道の中でも乗客数が少ない赤字路線だけに、JR北海道は自力での復旧は困難とし、地元の支援を求めている。
日高本線は、「本線」とは名ばかりの閑散路線だ。しかし、かつては支線を持ち、札幌駅発着の急行「えりも」が3往復も走るなど、本線の体裁を整えていた。沿線にはサラブレッドを生育する牧場もあり、鉄道ファンだけではなく、競馬ファンにも親しまれている路線である。今回は復旧への願いも込めて、日高本線の現在のダイヤと過去のダイヤを比較してみよう。
日高本線の列車ダイヤ(2014年12月)
被災前の日高本線は普通列車のみ。最も運行本数の多い区間は苫小牧駅と鵡川駅の間だ。苫小牧駅は室蘭本線の駅でもある。苫小牧市は人口約17万人の都市で、むかわ町は約8,000人。この区間の通勤通学と生活需要が多いようだ。運行間隔は時間帯によって異なり、区間列車のおかげで朝夕は1時間未満の時もある。終点の様似駅へ行こうとすると、日中は約4時間も列車がない。
静内駅で停車時間の長い列車もある。静内駅を境に生活圏が分かれるのかもしれない。終点の様似駅から上り列車は1日7本しかない。日高本線の全区間を乗り通すと3時間以上かかる。ローカル線としては距離が長いから、列車の運行が少なくても2~3回のすれ違いが発生する。列車の線を見ると、鵡川駅、日高門別駅、静内駅、本桐駅ですれ違いが行われている。
始発列車は苫小牧駅、静内駅、様似駅から発車する。これらの駅には運転士の待機設備もあることだろう。赤字ローカル線だから、費用を削減するために苫小牧駅以外は無人駅として、起点駅から一番列車を出し、終点で折り返して帰りの始発列車にしたい。しかし、日高本線は距離が長すぎる。各駅の朝の便を確保するために、これらの駅の設備は必要だろう。
運行間隔が空いているとはいえ、全区間直通する列車が5本あり、区間運転も設定されている。地方の人々にとって、普段の足はクルマ。列車は遠くへ行くときの特別な乗り物だ。このくらいの運行本数でも良いかもしれない。
この日高本線には、かつて急行が3往復も走った時期がある。1978(昭和53)年10月。いわゆる「ゴオ・サン・トオダイヤ改正」の時刻表を見てみよう。
日高本線の列車ダイヤ(1978年10月)
青線は急行「えりも」だ。札幌駅を発着する急行列車で、この当時は3往復あった。2往復が苫小牧~様似間を急行運転している。「えりも2号」は静内発札幌行、「えりも5号」は札幌発静内行だけど、実際は静内~様似間も普通列車として直通している。日高本線内の追い越しはなし。下り急行を追いかけるように普通列車があり、上り急行の露払いをするように普通列車が走る。急行列車が停まらない駅の利用客を考慮したと思われる。
苫小牧駅の次の急行停車駅、鵡川駅から富内線が分岐していた。富内線は鵡川~日高町間を結ぶ82.5kmの路線だった。日高本線は当初は「日高線」だったけれど、富内線という支線が開業したので「日高本線」になった。富内線の列車の一部は日高本線に乗り入れ、苫小牧駅を発着している。表の苫小牧~鵡川間の区間列車も富内線直通列車だ。他にも日高本線の一部列車が鵡川駅で分割し、富内線に乗り入れている。鵡川駅で停車時間が長い列車は、分割または連結作業を行っている。
2014年と1978年を比べると、列車の運行本数はほぼ同じ。ただし、2014年のほうは急行列車がなく、すべて普通列車だ。札幌直通列車がないことは残念だけど、運行間隔が調整されている。日高本線沿線から苫小牧へ向かう人々にとっては、2014年のほうが便利そうだ。ただし、1978年10月の交通公社時刻表は国鉄バスの便も合わせて記載されていた。列車とバスを組み合わせて、利用者の便宜を図っていたようだ。
さらに過去のダイヤを見てみよう。1964(昭和39)年10月改正。東海道新幹線が開通した当時の時刻表をダイヤにしてみた。
日高本線の列車ダイヤ(1978年10月)
青い線の列車が2往復ある。これは準急「えりも」「日高」だ。当時は同じ区間の優等列車でも「列車名+●号」とせず、別の名前を付けていた。きっぷの発行間違いや乗り間違いを防ぐためだと思われるけれど、東海道新幹線開業で「ひかり●号」「こだま●号」という列車名が使われ、効果的だったことから、やがて在来線も「列車名+●号」が採用されるようになった。準急「えりも」「日高」は後に統合されて急行「えりも」となり、1往復が増発されたというわけだ。
普通列車は原則として4時間おき。朝と夕方、乗客の多い区間に増発されている。静内駅からの始発列車が4時台となっていて、苫小牧駅に8時すぎに着く。当時は3時間半もかけて通勤、通学する人がいたのだろうか? その代わり終列車は早い。現在に比べると、当時の人々は早寝早起きだったかもしれない。
日高本線のダイヤの変遷を見ると、準急から急行へ昇格、急行の廃止という経緯はあるけれど、列車の運行本数は減っていないようだ。乗客の総数は減ったとしても、その時間に列車を必要としている人がいる。どうか同じ運行本数で復旧してほしいと願う。
※写真は本文とは関係ありません。